マオリの人たちが今朝夜明けの儀式を行った
NHKニュース(VIDEO映像あり)で興味深いお知らせを見つけた。マオリの人たちが今朝早くに東京の国立美術館のなかで儀式を行ったというニュースだ。儀式にはマオリの王も列席されたという。日本の王はどうしたのかしらね? これって「サンライズ・セレモニー」なのかなぁ。
マオリ民族は古くから航海を得意とし、およそ1000年前、ニュージーランドで定住したといわれる先住民族で、現在、人口の15%ほど占めています。「夜明けの儀式」は、23日から東京・台東区でマオリ民族の歴史や文化を初めて大規模に紹介する展覧会が始まるのを前に、災いが起きないようにとの願いを込めて、22日、日が昇る前の午前6時すぎに会場の東京国立博物館で行われました。マオリの人たちは、羽で出来たマントなど民族衣装を身にまとい、長老の祈りに合わせて、19世紀に作られた木彫りの記念碑や、500年以上前のものとみられるクジラの歯で出来たペンダントなどの前で、祈とうを繰り返していきました。この儀式は、ふだんは国外でめったに行われないもので、マオリのテ・アリキヌイ・トゥヘイティア王も参加して、神聖な展示物の前で祈りの歌をささげていました。マオリ民族のスポークスマン、コロ・ウィテレさんは「展示会を通して、日本とニュージーランドやマオリが、お互いの文化を理解しあってもらいたい」と話していました。この展示会は、東京国立博物館で、23日から3月18日まで開かれています。
source: マオリ民族 都内で伝統の夜明けの儀式(NHKニュース)
さっそく飛んでいった先の東京国立博物館の特別展のお知らせサイトには「日本初、マーオリ美術の大展覧会を開催します」とあります。「マーリオ」と「マリオ」だと「マーリオ」が正しい発音に近いんだろう。
南太平洋に浮かぶニュージーランドに、1000年前から暮らすマーオリ人。彼らの先祖は、すぐれた航海技術で太平洋の大海原を征服し、猛獣のいない豊饒の楽園アオテアロア(ニュージーランドのマーオリ名)にたどり着きました。太平洋の先祖たちの伝統から独自に発展したのがマーオリ美術です。マーオリのイウィ(部族)は、彼らを運んできたワカ(カヌー)、食料や貴重品を入れるパータカ(高床倉庫)、そして儀式や集会の場になるファレヌイ(集会所)を、アイデンティティの象徴としました。武勇を重んじてさまざまな武器を持ち、ニュージーランド南島で産出するポウナム(軟玉)の美しい緑の輝きを愛した彼らは、飛ぶことを忘れた美しい鳥の羽を利用して、さまざまなカフ(マント)を編み、首長を飾りました。すぐれた木彫には神や先祖の姿を刻み、イウィの絆を表現しています。マーオリ人は金属を利用しませんでしたが、人物像の眼の表現にアワビの殻の真珠層を用いるなど、独自の工夫がこらされました。
また東京国立博物館では2月3日(土)には国立民族学博物館教授 印東道子さんの「マーオリはどこから来たか」という講演もある。第一次の募集は終わっているが1月26日(金)まで先着順にて追加募集中。詳細はここへ。
source: マーオリ——楽園の神々(東京国立博物館)
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