アーバン・インディアンであること
アーバン・インディアンであること、それはふたつの世界を歩きながら、自分の文化的アイデンティティーをおとしめないことです。自分がなにもので、どこで生まれて育ったかを無視することはできません。現代世界で暮らしながら、伝統的な習慣を維持できていることが、わたしの誇りです。
ジャナ・ムッショーニ(Jana Mashonee)ランビー・タスカローラ
ジャナ(写真)は昨年末「American Indian Story」というアルバムでグラミー賞にノミネートされた歌い手であり、ソングライターで、女優でもある。ノースカロライナ出身で、ネイティブの部族でいうとランビーとタスカローラ(イロコイ連合)に属する。デビューアルバムの「Flash Of A Firefly」で「2006 Native America Music Awards」も受賞、二十一世紀を代表するネイティブ・アメリカン・ポップ・アーティストのひとりになることはまちがいない。一曲だけダウンロードして聞くようなタイプのミュージシャンではなく、アルバム全体をぜひ聞いてほしいな。2005年のクリスマスアルバム「American Indian Christmas」はさまざまな部族の言葉で歌ったクリスマスソング。けっこう気に入っています。なお「アーバン・インディアン」とはリザベーションから離れて大都市に出て暮らしているネイティブ・アメリカンを指す言葉。「ふたつの世界を美しく歩め」(Walk in Beauty in Two World)は,早くから文化的な緩衝の位置にいたランビーの人たちの教えだという。
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ジャナの公式ホームページ「ジャナ・ネーション」(2006 Native America Music Awards受賞アルバムから "I'll Be With You" が聞けます。)
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