揚子江白イルカ、2億年のいのちの輪、途絶える
北京からAP電が伝えている。日本では揚子江として知られている長江、英語ではヤンツー・リバー( Yangtze River )にのみ生息していた特別な白イルカたちの生息が一匹も確認されなかったとして探索が打ち切られたと。ヤンツー淡水白イルカ捜索隊2006のリーダーは、世界でもっとも古くから生き延びてきた種は事実上絶滅したと12月13日水曜日に語った。
揚子江の白イルカは「バイジ」という名前で知られていて、恥ずかしがりでほとんど目が見えないにもかかわらず、2億年も揚子江で生き延びてきた。1980年代の初めには400頭ほどの生存が確認されていた世界で最も古い生き物は、2004年の9月に一頭が目撃されて以降はまったく姿を消しており、今回大規模な捜索隊が組織されて6週間にわたって揚子江全域の探索を続けてきたが、生息は確認されなかったという。バイジは中国の急激な経済成長の犠牲となった。
長江淡水イルカ探索2006のウェブサイトに詳しいニュースが掲載されているし、バイジの動画も見ることができる。
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