平和を教えてください
ネイティブの人たちがことさらに攻撃的であり暴力的だとする見方はおそらく作られたものであるのだろう。わたしが知るかぎり、伝統的なネイティブの道というのは、家族や一族や国を守るとき以外は可能な限り腕力や戦いに訴えるのを避けるというものだった。実際上彼らは「平和」と「調和」を生き甲斐とし、いかなるかたちであれ暴力など、人と人、人と自然の調和を乱すものに頼らないですますようにいつも心がけているように見えた。
ひとつネイティブの人たちの伝統的な平和を求める祈りの言葉を紹介しておこう。
わたしたちに 平和を 教えてください。
月が のぼってくるかぎり いつまでも
川の水が 流れるかぎり いつまでも
太陽が 輝くかぎり いつまでも
草が 生えるかぎり いつまでも
わたしたちに 平和を 教えてください。
月が のぼってくるかぎり いつまでも
川の水が 流れるかぎり いつまでも
太陽が 輝くかぎり いつまでも
草が 生えるかぎり いつまでも
わたしたちに 平和を 教えてください。
「Go in Peace (Teachings)」カテゴリの記事
- 祈り わたしたちに平和を教えてください(2011.08.15)
- 重油の流出と祖母である地球の出血(2010.05.17)
- どうかわたしたちに与えてください どうかわたしたちに教えてください(2009.09.11)
- 新しいスタイルの動物園や水族館が生まれているという(2009.08.13)
The comments to this entry are closed.
Comments
原ひろ子さんの著書「子どもの文化人類学」で
30年程前のカナダ先住民ヘアーインディアンについて知りました。
それによると、ヘアー社会では夫と妻、親と子、守護霊と自分との間に
支配関係が無いとありました。
人が人を支配することが見られない社会だそうです。
子育て家事、狩猟も、一部(生理中は女性は狩りはできないなど)を除いて
性による役割分担もないのです。
また、ヘアーの大人はそれぞれ守護霊(スピリット)に守られているが、
その助言を受けたりあるいは駆け引きすることがあっても、
守護霊は本人を支配することは無いという点が印象に残っています。
家庭や人間関係に「支配」が無いから「平和」と「調和」が可能
なのだろうなと思いました。
Posted by: ほへと | Sunday, December 31, 2006 02:12 PM