白いバッファローと虹
ファーミントンの動物園でアルビノではない白いバッファローが誕生したことを伝えるニュースに興味深い人物が登場していたので今日は彼女の紹介をしておく。同じファーミントンの町の近くで医師をしているウェィーン・R・ブラウン先生で、西洋医療のみならず、今は自然医学と鍼治療も治療に取り入れている人だ。彼女がこの23日に予定されている白いバッファローに名前をつける儀式の提案者のひとりでもある。
「白いバッファローの出現はホワイト・バッファロー・カーフ・ウーマン帰ってきたことを意味します」と話すブラウン先生だが、彼女は自分のことを「虹(レインボー)」と呼ぶという。なぜ虹なのかというと、少なくても彼女のなかには5つの民族の血が流れているからで、そのなかにはアメリカ・インディアンのチェロキーもあるし、アイリッシュ(アイルランド人)もある。
彼女は「アメリカ・インディアンのたくさんの部族が、バッファロー・ウーマンは人びとに創造主との交信の仕方を教える予言者であると信じている」として、今回の白いバッファローの誕生は「国中に癒しが起こるきわめて特異な機会」であり、だから「バッファローの名前にはそのことが投影されている必要がある」と語っている。
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