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Monday, December 11, 2006

グレイト・スビリットは急いでおられるのか

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Photo by Pam Panchak, Post-Gazette
やはり偉大なる精霊は急いでおられるのかもしれない。11月26日にミラクルズ・セカンド・チャンスが亡くなられて間もないのに、新しいホワイト・バッファローの子供の誕生を伝えるニュースが届いた[post-gazette Pittsburgh, Pa.Monday, Dec. 11, 2006]。しかも一千万分の1の可能性で生まれてくるとされるそのホワイト・バッファローの仔牛は11月12日に誕生していた。

ペンシルバニア州フェーエット郡のファーミントンという町からほど近いところにある民間の動物園「ウッドランド動物園(Woodland Zoo)」の放し飼いにされているバッファローの群れのなかで彼もしくは彼女は誕生した。問題の仔牛はアルビノではないことは確認されたが、バッファローの女性たちが現在その仔牛をしっかりと守っていて人間が近づける状態にないらしい。ホワイト・バッファローの仔牛は母親にぴたりと寄り添って一日中離れる気配もなく、さらにバッファローの群れが問題の仔牛を囲んで警護しているために、離れたところからその姿を見ることはなかなかできないという。「バッファローたちがあのように仔牛を守っている間はそばに近づきたくありません」とこの動物園を20年近く経営してきたオーナーのソニー・ヘリング氏は語る。

話を聞くとヘリング氏が12日の早朝に餌をあげようとして仔牛を発見したそうだ。彼は最初隣接するふれあい広場飼育されている羊がどこからか紛れ込んで一緒にいるのではないかと思ったらしい。近づいてはじめてそれがバッファローの子供であることを知ったという。「バッファローは普通秋に交配をして春に誕生するのです」と彼は言う。今回は子供が誕生する気配などまったくなかったらしい。「なぜ11月に?」と彼は不思議がる。仔牛の母親は昨年の春にも仔牛を産んでいるがそのときには普通のバッファローと同じ焦げ茶色の仔牛だった。

この話を聞きつけて、これまでにすでに何人かのネイティブ・アメリカン・ピープルがこの聖なる白いバッファローの子供に名前をつけたいと申し出ている。同地域の先住民として5000人ほどが暮らすルナペ(デラウエア)国[Eastern Lenape Nation of PA]も、今回の白いバッファローの子供の誕生に多大な関心を寄せているために、ヘリング氏夫妻彼らと相談をした上で、12月の23日に名前をつけるための儀式が執りおこなわれることになっているという。

時間はなくなりつつあるが、地球とそこに暮らすものたちはまだ救う価値があると、グレイトスピリットは考えておられるのだろうか?

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