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Monday, December 18, 2006

ネイティブ・アメリカン・フルートの調べ

Native American flute自分の気持ちを音楽の調べにのせて送りとどけることは、食べることや祈ることと同じように、地球のネイティブ・ピープルにとって欠かすことのできない本質的な行為のひとつだと言えるだろう。当ブログでも執拗にアメリカ・インディアンの音楽や、彼らの音楽を流しているインターネットのラジオ局を取りあげるのも、時を越えたアメリカ・インディアン体験の中に音楽が組み込まれているからに他ならない。

地球に生きるネイティブにとって最初の楽器はまぎれもなく「声」であった。じきにそこへ打楽器が加わり、風の音が入り、弦のある楽器の奏でる音がのるなどして、音楽の要素が混ざりあっていく。木々の間を渡る風の音、水の流れる調べ、岩や山や地球そのものが出す深いところの歌。そして笛の調べ。ネイティブ・アメリカン・フルートは、極東アジアの篠笛などと並んで、地球に生きる人たちの楽器を代表するひとつである。

木製の縦笛は、南北アメリカ大陸においてかなり多くの部族が伝統的に自分たちの楽器としてきた。自分たちの伝統に縦笛が組み込まれている部族のほとんどがその楽器の起源を伝えるおはなしをもっているようだ。たとえば、レッド・シーダーの樹を風が通り抜けるときに、その枝にキツツキのあけた穴がたまたまあって、そこから妙なる調べが流れ出しているのに心を奪われた少年の話(ラコタ)などがその代表的なものだ。Love Fluteなんとかその調べを自分のものにしたいと願った少年に、キツツキが枝を折って持ち帰る許可を与えたという。しか少年がその枝を使って美しい調べを奏でるためには、さらにまたキツツキのもとを訪れて、少年は笛の使い方を学ばなくてはならなかったのだな。

ネイティブ・アメリカン・フルートがなんのためにどのように用いられたかは、小生が翻訳した青年と青女のための絵本『愛の笛』(ポール・ゴーブル文・絵 北山耕平訳 河出書房新社刊 1993年)にも詳しく、そして美しく表現されている。興味ある方はぜひ手にとってみてください。

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Comments

私はいろいろな国の民族音楽を聴くのが大好きです!
最近では、地球儀を見ながらその国のことを想い、聴くことが楽しみの一つになりました。

R・カルロス・ナカイさんのアルバム「Carry The Gift」は10年ほど前に手に入れ、好きでよく聴いているのですが
なぜか郷愁を感じます。
これから少しずつCDを手元に増やしていきたいです。

Posted by: きよみ | Tuesday, December 19, 2006 at 05:45 AM

きよみさま

カルロス・ナカイの音は、そのまま地球の奥深いところにつながっているようで、民族や国境を軽々と越えていますね。ちなみに彼のアルバム「Island of Bows 」は「弓の島」つまり日本列島のことだったりします。とりわけぼくが好きなのは「Earth Spirit 」「Journeys」「Changes」の三枚かな。

Posted by: Kitayama "Smiling Cloud" Kohei | Tuesday, December 19, 2006 at 10:25 AM

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