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Monday, September 04, 2006

あの女性は誰なのか?

Winona LaDuke

ドキュメンタリー映画『HOMELAND : Four Portraits of Native Action』(NHK題『母なる大地を守りたい——立ち上がるアメリカ先住民』)は4つのトライブについての実に興味深い報告だったが、そのすべてに登場していたのが写真の女性である。

ウィノナ・ラデューク(Winona LaDuke)。ネイティブ・アメリカンの世界では「サンダーバード・ウーマン」としてその名が知れ渡っているネイティブ・アメリカン出身のきわめて個性的な環境活動家であり、経済学者でもある。熊一族(ベア・クラン)。1959年生まれ。カリフォルニアのロサンジェルスで誕生。父親は北ミネソタ州のアニシナベ(チペア、オジブエ)の居留地出身の俳優兼作家で、50年代のハリウッド製の西部劇に数多く出演していた。母親はユダヤ人の芸術家で、南オレゴン大学の教授だった。

ウィノナ・ラデュークは高校生までを西海岸で過ごしたのち82年にハーバード大学に入学して経済学を学ぶ。先住民地区の経済で学位を取った後に、ミネソタ州のホワイト・アース居留地のなかにある高校の校長となり、そのままオジブエの権利回復の運動にのめり込む。1996年と2000年の大統領選挙に、アメリカ緑の党の副大統領として立候補し、大統領候補のラルフ・ネーダーの隣に立っていた。97年にはミズ・マガジンで「今年の女性」に選ばれたことがある。

Indigenous Women's Networkなどいくつかの運動組織の創設者であり、作家として本(『ラスト・スタンディング・ウーマン』は彼女の視点から一族の歴史を書きつづったもの)も書くし、「Skins」という映画にも出演したりしているマルチタレントの持ち主。ネイティブ・アメリカンのなかでは最も大統領に近い存在であり、期待の星でもある。実際に彼女がアメリカの大統領になることを望むネイティブ・ピープルはことのほか多い。

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Comments

昨晩はテレビに齧りつく様にして見ました。大好きなアメリカ・インディアン達の置かれている現在の状況を知りたかったし、何よりもアメリカと言う国の光と影を知りたいと思いました。
ヒステリックに自分達の権利を主張するのではなく、静かな、だけど力強いメッセージを持って訴えているネイティブ達を見ていると、無意識に涙が流れてしまったほどです。
このHPでご紹介して頂かなかったら、気付かずに見過ごしていたかも知れません。
ご紹介して頂いてありがとうございます。

Posted by: SONWAI | Monday, September 04, 2006 at 09:30 PM

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