太陽が生まれれた日
9月20日から3日間、秋分の日まで、古代ペルーのインカ帝国では「太陽の誕生日(BIRTHDAY OF THE SUN)」とされていた。太陽寺院で燃やされている聖なる火をふくむすべての火が、この3日のあいだ消される。そして神官が特別にあつらえられた鏡と聖別された綿布を用いて、再び太陽の力を借り受けて寺院の聖なる火をおこす儀式がおこなわれ、太陽寺院の祭壇に火がいれられると、帝国中にその火が配られていく。生け贄がささげられ、そのあと8日間にわたって祝宴が続いた。
インカの人たちは自分たちのことを太陽の子供と信じていた。彼らの言葉で「インティ」は「太陽神」を意味し、インカの人たちの祖とされる。インカ帝国の古代都市遺跡であるマチュピチュには太陽神の通り道を影であらわしている一種の影時計がある。インティとその妻パチャママ(大地母神・マザーアース)の二柱の神は慈悲深い存在であり、古代インカの伝説によれば、インティは息子と娘に文明の技を教えて地球に使わし、それによって人びとを導かせたとされる。
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