話す石の出現
「青森市の三内丸山遺跡に隣接する近野遺跡から3体の人物が線状に刻まれた石器が見つかった」と青森県埋蔵文化財調査センターが発表した(写真と記事)。3500年程前の日本列島(本州東北部)の住人が残したこのピクトグラフの描かれた石器は、人物画を正面にすると、高さ6.1センチ、幅7.4センチ。3体は鋭利なもので彫り込まれ、2体は横たわり、やや小さめの1体は逆立ちの状態。同センターは、肩の様子などから、横たわった上の人物が男性、下が女性、逆立ちしたのが子供で、家族を表しているのでは、と見ているらしい。(ここに掲載した図版は、公開されたものをぼくの気まぐれから90度回転させてある)
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