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Saturday, August 26, 2006

「作物を育てることは幸せなこと」というホピの聖なる教え

今年のはじめのころに「ホピ・ファーミング 地球に生きる人たちの農耕技術考」という文章を5回にわたって掲載した。

しかしこれだけでホピの人たちの農耕と生き方の関係をじゅうぶんに伝えきれたとはとても思えない。今回はアメリカの公共放送(PBS)で70年代末に放映された「あるひとりのホピの哲学的意見——A Hopi Philosophical Statement 」という番組(1978年制作)が Google Video で無料で公開されているのがわかって、改めて見直してみたところこのドキュメンタリーがホピの農耕と毎年繰り返される儀式のあり方と生きるための哲学——「作物を育てることは幸せなこと」というホピの人たちの聖なる教え——の理解に役立つものであることを確信したので紹介しておく。

おそらくホピの農耕をホピ語によって解説がつけられている映像としてみることはめったにないことだろう。このなかではホピのセレモニアル・リーダーのひとりジョージ・ナソフティが全編にわたってホピの言葉で農耕のあり方と一年のサイクルについて語っていて、それぞれのホピの言葉には、シンプルな英語の字幕がついているので、理解しようと思えばなんとか理解できる。英語が理解できなくても、ホピの言葉のリズム感を聞くことはきっと頭によい刺激になるだろうし、「種植え棒(プランティングスティック)」とブルドーザーの両方が現実に使われているホビの現代農耕のありさまを見ることだけでも、一見の価値があるだろう。自分で自給するための農耕をしている人には参考になる考え方や役に立つ道具とのつきあい方もたくさんあるはずだ。本来であれば言葉の解説をひとつずつつけておきたいとも考えるのだが、それだけの時間的余裕が今のぼくにはないので、興味ある人がご覧になってください。そして映像を見たあと小生が書いた「ホピ・ファーミング 地球に生きる人たちの農耕技術考」を改めて読んでいただければ幸いである。(26分17秒の作品)

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Comments

「ホピ・ファーミング 地球に生きる人たちの農耕技術考」の情報再掲と「A Hopi Philosophical Statement」のご紹介、ありがとうございました。私も市民農園でとうもろこしを心して作っていますので、大変参考になりました。
無農薬で作るのは難しく、毎年、人間が食べる量よりも虫たちが食べる方が多いようです。虫たちや鳥たちの為に作っているようなものですが。
大手の種苗会社から購入したタネを使っていますが、収穫したものを翌年植えても、よく育ちません。そのように企業の都合で品種改良されているのですね。何かコトが起きれば、食料の大元を抑えている一部の企業が全人類の命をコントロールしかねません。まことに恐ろしい事です。

Posted by: Tas | Wednesday, August 30, 2006 at 02:16 PM

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