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Friday, August 11, 2006

先住民国頂上会議2006終わる

Mato Paha
ベア・ビュートで8月1日から4日まで開催されていた先住民国頂上会議2006が、1493年にカトリックの法王が「スペインの発見した陸地と島々をスペインに永久に贈与し譲渡することを認める贈与大勅書」と、1496年にイギリス国教会が出した勅許状の撤回を求める決議をおこなって閉幕した。これらの勅書は、南北アメリカの先住民の絶滅と征服を認める大本となった文書であり、今なおアメリカ合衆国におけるインディアンの土地に関する先住権を法的に否定する根拠とされているもの。署名したのは23の先住民の国とNGOの代表と100人の個人。

next 頂上会議プレスリリース[Summit of Indigenous Nations Sign Resolution to Rescind the Doctrine of Discovery (Papal Bulls of 1493)]

簡単に解説をしてしまうと、ベア・ビュートという北半球で最も神聖とされてきた山、先住民の力の源とされている聖なる山のすぐ近くに、金儲けを企むビジネスマンによって巨大な酒場やコンサート会場が作られるような状況を招いたそもそもの原因は、「新世界——南北アメリカ大陸——発見」を正当化して、先住民の土地と権利と生命と財産をことごとく奪い去ることを認めた15世紀のキリスト教の権威と威光にあるというもの。数千年のサイクルで物事を考えてきた先住民的な時間の概念からいえば、500年前のことなどつい昨日の出来事に過ぎないのだな。

今回の「民の国々の頂上会議」は正式には「ブラック・ヒルズ・スー協定議会:先住民諸国サミット」の公式声明のページでは話し合いの一部を映像で見ることができる。

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