母なる大地を守りたい——立ち上がるアメリカ先住民
Thursday, August 17, 2006 の記事(この番組はぜひ見てほしいなぁ)でお伝えした「HOMELAND : Four Portraits of Native Action」というアメリカ先住民の4つの部族の「生まれ育った国土を守る活動」のドキュメンタリーですが、いよいよ今週末、日曜日、9月3日、夜10時15分からの放映です。
当初は「アメリカ先住民族の肖像 開発と環境破壊のはざまで」という仮のタイトルがつけられていましたが、正式の日本語タイトルは『母なる大地を守りたい——立ち上がるアメリカ先住民』と変更になっています。「ホームランド」というイメージに少し近づきましたね。ここに掲載した写真は、南モンタナのノーザンシャイアン居留地で撮影されたもので、写っているのがこのドキュメンタリーの総合監督をつとめたロバータ・グロスマン(右)と映像監督のデイアナ・テイラーのふたり。ぜひ見ましょう。そして聞きましょう。覚えましょう。分けあいましょう。
Photo : Director Roberta Grossman (right) with Director of Photography Dyanna Taylor, on the Northern Cheyenne reservation in Southeastern Montana.
© 2005 Katahdin Foundation.
BS世界のドキュメンタリー
「母なる大地を守りたい〜立ち上がるアメリカ先住民〜」
午後10・15〜11・00 (前編) 午後11・10〜11・52 (後編)アメリカ先住民族の多くが国土の4%に満たない居留地で暮らしている。社会資本整備は遅れ先住民族は貧困や差別にあえいでいる。ここ数十年、居留地では、政府主導によるエネルギー資源の開発が進み、深刻な環境破壊や健康被害が起きている。
番組は、自治体と話し合いを続ける4つの居留地からのレポートで構成される。このようにまとまった形で居留地における環境問題が映像化されたのは初めて。「我々の土地を守ることは地球を守ること。環境破壊のツケはいずれあなた方に返る」と部族長老は語る。撮影は03年5月から04年10月。昨年PBSで放送され、反響を呼んだ。
昨年、世界的に権威のある自然・環境番組フェスティバルで知られるジャクソンホールWild Film Festivalにて大賞と環境部門賞のダブル受賞を果たした。[原題] Homeland:Four Portraits of Native Action
[制作] アメリカ/2005
「Sharing Circle (Infos)」カテゴリの記事
- トンボから日本人とアメリカインディアンのことを考える(2010.09.03)
- ジャンピング・マウスの物語の全文を新しい年のはじめに公開することについての弁(2010.01.01)
- ヴィレッジヴァンガード 下北沢店にあるそうです(2009.12.30)
- メリー・クリスマスの部族ごとの言い方
(How to Say Merry Christmas!)(2009.12.24) - 縄文トランスのなかでネオネイティブは目を醒ますか 27日 ラビラビ+北山耕平(2009.12.16)
The comments to this entry are closed.
Comments
「母なる大地を守りたい~立ち上がるアメリカ先住民~」がいよいよですね。
日曜日が待ち遠しいです。私もブログでお知らせせずには、いられませんでした。
Posted by: Tas | Thursday, August 31, 2006 05:06 PM