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Friday, July 28, 2006

イロコイの国技をナイキが支援

NikeIroquois Flagオレゴン州のユージーン(Eugene)という町を1970年代末に訪れたことがある。オレゴン大学のある美しい学生の町だったが、この町はまた今では誰もが知っている「ナイキ」の発祥の地でもある。

なぜ「ナイキ」の話をはじめたかというと、今朝届いたネイティブ・アメリカン・ニュースのクリッピングのなかに「ナイキ」の名前を見つけたからだ。今では雑誌フォーチューンが選ぶ世界の500の会社に名を連ねるこの多国籍企業が、それらの500の有名会社のなかで唯一ネイティブ・アメリカンの組織と友好関係にある会社だと書かれていた。もちろんナイキの本社は今もなおオレゴン州にある。

記事によると多国籍スポーツ企業のナイキがイロコイ連合国ラクロス協会を全面的に支援することになったという。ラクロスという球技は、北米大陸東部森林地帯のネイティブ・アメリカン(オノンダガ、モホーク、オジブエ、東部チェロキー)の球技が起源となっているスポーツで、もともとは「小さな戦(いくさ)」(チェロキー)「戦争の兄弟」(モホーク)などと呼ばれていたことからもわかるように、それは部族間の対立を決着させる代理戦争のようなものであると同時に、それぞれの部族の国の健康と力を増進させるための、創造主から授けられたスピリチュアルな「メディスン・ゲーム」でもあった(イロコイ連合国——ホーデノショウニー、長い家の人たち——にとっては国技なのだ)。網のポケットがついた棒を手にして球を追いかけフィールドを走りまわる競技に「ラクロス」という名前をつけたのは17世紀のフランスからの渡来者たちだが、ラクロスは今もなお「北米大陸東部森林地帯」ではきわめて盛んなスポーツ競技である。

Oren Lyonsナイキ本社はイロコイ連合国ラクロス協会と提携し、この地域のネイティブ・アメリカン・コミュニティーの各種の健康とスポーツ活動のスポンサーを引き受けることになったという。支援のなかには、6ヵ国(セネカ、カユガ、オノンダガ、オネイダ、モホーク、タスカローラ)の選手で構成されるイロコイ連合のラクロスチームにたいする競技用ユニフォーム器財などの提供もふくまれる。とくにネイティブ・アメリカンの人たちは、足底の幅がヨーロッパ系の人たちに比べでかなり広い(いわゆる「ばんびろ」というやつ)ことが多く、これに対応したフットウエアの開発も期待されている。

オノンダガ国のタートル・クラン(亀氏族)の長老で信仰の守り人でもあり、大学教授で、一族の長老でもあるオレン・ライオンズも「ナイキからのサポートはわれわれの歴史なかでも重要なこと」と提携協約が結ばれた当日に語っていた。オレン・ライオンズは1950年代にシラキュース大学のラクロスチームで最優秀ゴールキーパーに選出されている。

World Lacrosse Championshipsイロコイ連合国ラクロスチーム「イロコイ・ナショナルズ」は、1990年にネイティブ・アメリカンの部族チームとしてはただひとつ、国際ラクロス連盟に「国」として参加を認められているチーム。今月カナダのオンタリオ州で開催された4年に一度のワールドカップ「2006世界ラクロス選手権大会」には、イロコイ連合国チームはナイキから提供された新品のユニフォーム一式を身につけてフィールドに立った。ラクロス世界選手権の公式ホームページをご覧になればわかるが、イロコイ連合国代表チームは、組別ではブルー・ディビジョンに入り、カナダ、アメリカ、ニュージーランド、イングランド、日本の各チームなどと対戦、今月16日におこなわれた対日本戦では13対11で日本を負かしている。 優勝はカナダチームだった。なお総当たりで日本は全敗という無惨な成績。

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Comments

それでも、ナイキという企業の工場の状況を知ると
一体、なぜネイティヴピープルをのサポートをしているのかと疑問がわいてきます。

イルコモンズのふた。
That Ain't Right(まともじゃない)企業、その名はナイキ
http://illcomm.exblog.jp/8496084/

Posted by: Hazuki | Friday, September 05, 2008 at 09:15 PM

Hazuki さま

ナイキがネイティブ・アメリカンのサポートをする背景は、いい顔をアメリカ国内に見せたいのと、商売になるからです。アメリカ・インディアンを対象にしたナイキのスニーカーは、いわゆる市場に流通するのではなく、学校などを通して配られ、とりっぱぐれがないおいしいビジネスなのでしょう。インディアンを広告塔に利用することもできるし。北京オリンピックの開会式で、周辺少数民族に(偽装した)子供たちが出演して派手に踊ったり歌ったりするパフォーマンスがあったけれど、それが終わったとき、アメリカ選手団をサポートするナイキの関係者が子供たちに、「さあとっとと仕事にかえれ」と命令したという笑うに笑えないジョークがあります。

ちなみにぼく個人はナイキは使いません。(幅広のためにあうものがない\(^O^)/)

Posted by: Kitayama Smiling Cloud Kohei | Saturday, September 06, 2008 at 12:28 PM

お返事ありがとうございます。

なるほど!
やっぱり経済主軸であることはどの場面でも同じなのですね。
そのジョークは、確かに笑うに笑えないです。。。
改善する気はサラサラないのでしょうかね。。。

ちなみに私もナイキは使いません。
(私も幅広です☆ナイキの裏を知れば知るほど購買意欲が遠のきます)

Posted by: Hazuki | Tuesday, September 09, 2008 at 11:44 PM

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