ペルティエから届けられた声
今から31年前の今日、1975年6月26日にレオナルド・ペルティエという名前のチペワとラコタの血を受け継ぐ青年が、ふたりのFBIの人間を殺害した容疑で逮捕された。多くの人たちが彼の無罪を証言したし、彼自身も一度も殺害を認めたことはなかったが、彼は無実を主張したまま刑務所に閉じこめられ続けている。彼のことについては「ペルティエに自由を!」サイト(日本語)に詳しい。以後毎年6月26日には彼の釈放を求める集会がおこなわれてきた。今年の集会のために彼が獄中から送ってきたメッセージの一節を紹介しておきたい。
「この世にひとりでも飢えている人間がいる限り、虐待を受けている人間がひとりでもいる限り、無理やり戦場に送られて死に追いやられている個人が唯のひとりでもいる限り、罪なくして牢に押し込められている個人が唯のひとりでもいる限り、またその信じるもののことで迫害を受けている個人が唯のひとりでもいる限り、われわれの勤めは終わらないことを忘れないようにしよう」
Leonard Peltier Defense Committee Official website
*このサイトの入口には彼が不法に拘留されてからどのくらいの時間がたったかを秒刻みで教えてくれる時計が設置されている。
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