本日は「カスター最後の日」
「われわれはひとつになって闘わなくてはならない。さもなければわれわれはひとりひとり別々に殺されるだろう。兵隊たちは銃を撃ちながらせめてくる。連中ののぞみは戦争なのだ。ならばその戦争とやらをくれてやろうではないか」——シッティング・ブルの言葉。
リトル・ビッグ・ホーンに集結した1万人以上のインディアンを前にして
130年前の1876年6月25日。世に言う「リトル・ビック・ホーンの戦い」がおきた。シッティング・ブルやクレイジー・ホースらとアメリカ陸軍第七騎兵隊のジョージ・カスター大尉が闘って、「カスターが打ち負かされて絶命した日」だ。インディアンたちにとっては「偉大な勝利の日」であったが、対インディアン戦争においてアメリカ陸軍最悪の日とされている。
この事件がきっかけとなり、アメリカ政府は以後対インディアン強硬政策を推し進めることになり、5年もしないうちにラコタとシャイアンの大半が居留地に収容されることになる。クレイジー・ホースは1877年に許可なく居留地を離れたという理由で殺され、チーフ・シッティング・ブルは3年後の1880年にラコタの部族警察官の手で殺された。
下の図版は1876年6月25日の1日のリトル・ピック・ホーンの闘いを図解したもの。
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