お客様は神さまではないとする研究
ドイツの大学の研究者が、楽しくもないのに楽しく振る舞うことをながば強制的に求められると、人間は病気にかかりやすくなると警告を発しているとシドニー・モーニング・ヘラルド紙(Wednesday March 22, 2006)が報じている。こうした危険性のある職業としてあげられているのが、フライトアテンダント、セールスを担当する人、コールセンターのオペレーター、ウェイターやウェイトレスなど、見ず知らずの人たちと一定の時間接触することが仕事の人たちだ。フランクフルト大学の心理学者によると、友だちでもない人間に友だちであるかのような顔を向けていると、ストレスが高まり、免疫系システムの働きを低下させ、へたをするとより重要な病気にかかる可能性が高くなるそうだ。
自分の意思に反して、友だちでもない相手に友だちのような振る舞いをすることは、ストレスのもとであるらしい。そういう職業の人は、意識的に感情にたまったストレスを解放してやるための時間と場所が必要になるだろう。「お客様は神さまです」としばしばいわれるが、実体はとんだ「疫病神」なのかもしれませんねえ。くれぐれも、気をつけたいものではありませんか。
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