川の上の生活
地球という惑星に生まれ落ちてしまった人間は、誰もが自分の旅をしなくてはならない。このことをしばしばカヌーにたとえて話しをするネイティブの人たちと多く出会ってきた。つまり、わたしたちはひとりひとりすべての人間に、人生という川を下るためのカヌーが一艘ずつ与えられているのであると、その人たちはいうのだ。そのカヌーは一人乗りで、カヌーをこぐパドルも一本しかついていない。そして人生からなにかを得ようと思ったら、われわれはそのカヌーに乗り込んで、川を下るためにパドルで水を漕ぎはじめなくてはならないと。
自分の旅がどのようなものであったかを旅の途中でみんなと分けあうことはできる。今はおだやかな流れの川の旅がどんなに冒険にみちたものであったかをおもしろおかしく語ることもできる。どこにどんな障害物が待ちかまえているか、とか、天気と川の流れの関係などの話も、聞けばそれなりに役に立つだろう。だがひとつだけはっきりしているのは、わたしはあなたのカヌーを漕ぐことはできないということである。人は自分のカヌーは自分で漕がなくてはならない。
よい旅を!
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