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Friday, February 24, 2006

ノーザン・スピリットの世界へ

alaskanativesThe Arctic Studies Center[北極圏研究センター(スミソニアン自然史国立博物館)]」を紹介します。北海道から、シベリア、ベーリング海沿岸、アラスカまでのネイティブ・ピープルについての基礎的な情報がネットで手に入れられます。オンラインの展示も充実しているのが特徴で、たとえばアイヌの歴史や文化や信仰やアートについても、英語ではありますが、日本のどの博物館よりもわかりやすく、ていねいに、そしてスミソニアンならではのリスペクトのはらいかたで、見せてくれます。アイヌのスピリットを日本の文化の枠組みのなかでとらえるのではなく、北極圏(北部太平洋沿岸地域)文化のなかのひとつとして認識することの重要さは、『ネイティブ・タイム』のなかで小生が伝えたかったものと共通するものですし、アイヌやアリュートの人たちの生き方を「地球に生きる人の道」として認識するための概念を獲得するためにも、時間を惜しまずこの博物館の展示サイトのなかを存分にさまよってみてください。

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Comments

はじめまして、cenと申します。
いつもいつもためになるすてきなお話しを、盗み見をしているみたいなので、非常に恐縮しておりました。こんなかたちですが、一度ご挨拶をせねばと思い、無礼なことと思っているのを承知で、お許し下さい。
毎日、日課のようにこのページをみて感銘をうけております。見始めたのが今年の1月の中旬位からで、まだまだこの深~いブログの全貌を把握するには程遠いのですが、今後とも楽しみにしておりますので、よろしくお願いいたします。

Posted by: cen | Friday, February 24, 2006 at 01:14 PM

はじめまして。愛と申します。先日友人から教えていただき、拝見しています。いまアイヌツアーをたっぷり満喫しました!初めてみる写真ばかりで衝撃を受けてます…かっこいい・・・ありがとうございます。今後とも楽しみに読ませていただきます☆

Posted by: 愛 | Saturday, February 25, 2006 at 11:58 PM

日本にもそれなりに充実した資料館があります。3,4年前、函館に行ったときに、函館市立北方民族資料館に立ち寄りました。観光コースに入っていないので、静かな館内でゆっくり、じっくりと見学してきました。隔世の感があったのは、アイヌ語学習が白老を中心にはじまったことです。東京にも出先機関があるようです。

道南への旅行の際は、ぜひ、立ち寄ってみてください。

Posted by: さいたま | Tuesday, February 28, 2006 at 07:03 AM

函館市立北方民族資料館
http://www.zaidan-hakodate.com/hoppominzoku/min.htm

ここですね。今度機会があったらよってみます。しかしウェブサイトは貧弱ですね。アイヌ民族の博物館サイトで、多少時間を忘れられるのは白老にある「アイヌ民族博物館」ぐらいでしょうか。もう少しプレゼンテーションを考えて欲しいモノです。

アイヌ民族博物館
http://www.ainu-museum.or.jp/index.html


そういえば網走にあった「ジャッカ・ドフニ」(ウイルタ語で「大切なものを収める家」を 意味する)はなくなってしまったようです。なにがあったのだろう?

Posted by: Kitayama "Smiling Cloud" Kohei | Tuesday, February 28, 2006 at 09:09 AM

昨年、自分が1/4アイヌであることを知り愕然としました。
今まで、倭人側から見ていた世界が、ガラリと変わる瞬間、感じたのは圧倒的な恐怖でした。
現在は横浜に暮らしているので平気ですが、これが地元ならそうはいきません。人に知れれば、今親が住んでいるような地区に今までのようには住めませんし、騙されていた親戚や友人と縁を繋いでいることは難しいでしょう。
アイヌを抱える地域だからこそ、それを認め、文化を守り伝える取り組みに熱心にはなれない。
そんなところではないでしょうか。

Posted by: SAKATA | Wednesday, March 01, 2006 at 01:51 AM

おそらくこの大地に「偉大な覚醒の時」が訪れるまで、SAKATAさんが感じた「圧倒的な恐怖」をエネルギーとした差別の時代は続くのだろうと思います。差別に基づく内なる恐怖を人びとのコントロールに使う仕組みは、千数百年から二千年程前にもたらされ、さまざまに形を変えて今に続いています。それでもなお「重要なのは血の問題ではなく、生き方の問題なのだ」と話して聞かせてくれた1/4白人だったローリング・サンダーの言葉を、ぼくは信じたいと思っているのです。

May the healing be complete, and the pain and hurt be no more.

Posted by: Kitayama "Smiling Cloud" Kohei | Wednesday, March 01, 2006 at 08:25 AM

sakataさん、当たり前の日本人でいたのに、アイヌの血がまじっていたことを知ったときのショックはすざまじかったこととお察しします。見方をかえれば、これがsakataさんにとって、立ち上がるきっかけにもなるかもしれません。結果はすぐに出ません。でも、かならずや、報いられるときはやってきます。

すでに故人になられたヤンクトンスーのエルダーは、インディアンの遺骨を博物館から墓地に戻す運動に奔走、行政が重い腰をあげ、その法律ができるまで20年を要しました。彼女に立ち上がるきっかけをつくってくれたのは、風にのってきこえてきたおばあさんの声だったそうです。「さあ、おまえの立ち上がるときがやってきたよ」

Posted by: さいたま | Wednesday, March 08, 2006 at 05:41 AM

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