縄文・弥生文化とは別のもうひとつの古代文化の存在があきらかに
宮古島市城辺の新城海岸付近にある「アラフ遺跡」で宮古に存在しない種類の石材が出土したほか、人間の生活痕跡が未確認だった地層で未製品のシャコガイ製貝斧(かいふ)や焼石調理の痕跡を示す集積遺構、サメの歯で作った装飾品などが見つかったというニュースが琉球新報の12月31日に掲載されていた。
貝斧など新たに発見 宮古島市城辺「アラフ遺跡」 琉球新報(12/31 11:14)
記事によれば「アラフ遺跡は約2800―1900年前ごろの先島先史時代の遺跡とされ、当時の宮古・八重山地域では縄文・弥生文化とは別の、砂丘地に居住して主に貝斧を使用する南方系文化が展開していたと考えられている」とある。発掘調査をおこなった沖縄国際大学の江上教授は「先島先史時代はほとんど解明されておらず、この遺跡は重要。今後の調査でさらに多くのことが明らかになっていくだろう」と話している。
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