見えないものを見、聞こえないものを聞く
目を閉じたときに見えるものの方が大切なのだ。故レイム・ディアー ラコタのエルダー
目を閉じて心を静めたとき、そこにはまったく別の世界が広がる。静寂のなか、われわれは知る。静寂のなか、われわれは聞く。静寂のなか、われわれは見る。静寂のなか、われわれは感じる。人間は誰もが例外なく、自らの内側に静けさとその中でささやきかけてくる声を持っていることを。その声のよってきたるところを確認するために、われわれは時に目を閉じて知覚の扉を閉じてみる必要があるのだ。目を閉じて見ること。自分の子どもや配偶者に向かって話しかけているとき、目を閉じて相手の言葉を聞いてみるのもいいだろう。声の調子に耳を傾け、感情の高ぶりに耳を傾け、心の痛みに耳を傾けてみる。
『インディアン魂—レイム・ディアー〈上〉 』(河出書房新社|リチャード アードス 編|北山 耕平訳|1998年刊行)『インディアン魂—レイム・ディアー〈下〉 』(河出書房新社|リチャード アードス 編|北山 耕平訳|1998年刊行)
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