内側も外側も清める
「神聖な儀式の場に立ちあっているときにはそれぞれがハートのなかで祈らなければならない。儀式に参加しているものたちの内側も外側も共に清めることこそが、儀式の目的なのだから」トーマス・イエローテイル、クロー族のメディスンマン
頭で祈っているか、ハートで祈っているか? このふたつの違いを見分ける方法は簡単であると教えられた。頭で祈っているだけでは、なにも感じるものはない。ハートで、心で祈ると、感じるものがあるというのだ。感じるものは、なんのために祈りを捧げているかによって異なる。ときには悲しみだったり、喜びだったりするだろう。声を出して泣きたくなることだってあるかもしれない。ネイティブ・ピープルの儀式においては、必ずそこに浄化が起きることになっている。メディスン・ホィールという世界観によれば、東西南北の四つの方向にそくして、われわれの内側にも力が備わっている。感情の力、知の力、肉体の力、霊的な力である。祈る者は、感情と知と体の三つの力をコントロールする。われわれが祈りにおいて自分の感情や、頭のなかや、肉体的な純化を求めるとき、スピリットが方向を指し示して浄化が引き起こされるのである。
Thomas Yellowtail (1903-1993) クロー族の研究家であるロドニー・フレィ(アイダホ大学人類学教授)ウェッブサイトにあるイエローテイルの紹介ページ
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