« 仙台スピコンから帰る道の上で | Main | 月とプレアデスの接近遭遇 »

Tuesday, November 15, 2005

アメリカ・インディアンを絶滅の危機から救ったひとりの学者の死

deloriaネイティブ・アメリカンのラコタ一族出身の学者(コロラド大学元教授)で作家でもあり『神は赤い』『アメリカのインディアンとアメリカの正義』『カスターは汝の罪を背負って死せり』『赤い大地、白い嘘』といったたくさんの書物を著すことで、ネイティブ・アメリカンの精神復興の大きな支柱の一本となり、政治的文化的歴史的にネイティブ・アメリカンを「絶滅の危機から救い出した最大の貢献者」と評する人もいるほどの偉大な人物 ヴァイン・デロリアJr(Vine Deloria, Jr.)氏が13日に亡くなった。氏は2000年に長年勤めたコロラド大学の教授を辞して著作活動に専念していた。1933年にサウスダコタのマーチンという田舎町で誕生。享年73歳。日本語訳が一冊も出版されていないことが悔やまれる。

最近になってわれわれはようやく進歩とはなにかを理解するにいたった。それは自然なるものをことごとく人工的なテクノロジーと置き換えることなのだ。進歩とは、わずかな数のたまたま幸運に恵まれた人たちにとって快適な生活様式をつくりだすための、リアルな世界の絶対的な破壊である。われわれが生きているうちに、インディアンの土地の使い方と、白人の土地の使い方の違いが誰の目にもあきらかになるだろう。インディアンは大地とともに生きた。白人は大地を破壊し、地球という惑星を破壊したのだ。
ヴァイン・デロリアJr 1994年

|

« 仙台スピコンから帰る道の上で | Main | 月とプレアデスの接近遭遇 »

Native News Update」カテゴリの記事

Sharing Circle (Infos)」カテゴリの記事

To All My Relations」カテゴリの記事

Comments

デロリア氏の事は何も知りませんが、なぜか悲しい気持ちで胸が一杯です。

私は、見た事もないある二つの景色を、ずっとトラウマの様に胸の中で畏怖の念と共に抱えてきました。
そこが、ブラックヒルズである事に気が付いたのは、最近の事で、ラコタの名を聞くと胸がざわめきます。
どんどん失われていく魂の師に、いつか出会えるのか不安が募ります。
自分の時が満ちるのを待つのが、こんなに歯痒いのは生まれて始めてです。
デロリア氏のスピリットに平安を祈ります。

Posted by: 坂田 | Wednesday, November 16, 2005 06:11 AM

Post a comment



(Not displayed with comment.)


Comments are moderated, and will not appear on this weblog until the author has approved them.



TrackBack


Listed below are links to weblogs that reference アメリカ・インディアンを絶滅の危機から救ったひとりの学者の死:

« 仙台スピコンから帰る道の上で | Main | 月とプレアデスの接近遭遇 »