聖なる山は聖書のようなものとナバホ国主席が語った
「キリスト教徒をキリスト教徒たらしめているものが聖書であるように、ナバホをナバホたらしめているものが御山なのです。御山は誰がなんといおうと生きています。それは、われわれにとって最も重要なものであり、力の源であり、還るべき家なのです。キリスト教徒なら、聖書につばを吐きかけられたり、びりびりに破かれたりするのを見たくないでしょう。今回おこなわれようとしていることはそれと同じ事なのです」
ナバホやホピやその他の近隣のプエブロの人たちが聖なる山と仰ぐサンフランシスコ・ピークス(連峰・ライブカメラ!)山腹にあるアリゾナ・スノーボール・スキーリゾートというアウトドアレジャー施設のスキー場が、施設を拡大して麓のフラッグスタッフの街の生活排水を再生再利用した水で人工雪を降らせようという計画をすすめていて、これたいしてアメリカの連邦森林局が(the U.S. Forestry Service)与えた許可の取り下げを求める裁判で、先日ナバホ国主席のジョー・シャーリーJr.( Joe Shirley Jr.)55歳が証人として出席して語った言葉。(ニューメキシコ・ファーミントンのデイリータイムズ紙11月4日の「Navajo President in San Francisco Peaks Trial」という記事より)
NASA Earth Observatory, San Francisco Peaks, AZ
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Comments
みっちです。実はわたしも1ケ月ほど前にホピのところへいったのですが、そこでナバホの新聞を買ったら、このサンフランシスコピークスの記事が載っていました。写真には彼らが山のふもとでプラカードをもって訴えている様子がでていました。プラカードにはSTOP OUR CHURCH と書いてありました。
わたしもサンフランシスコピークス、ホピの大地の日の出を見に行ったとき、平原の向こう遠くにおごそかにたたずんでいました。まさしく聖なる山でした。あの山をまた傷つけようとしているのですか。。いつまでこのようなことは続くのでしょう。。。
Posted by: micchi | Thursday, November 17, 2005 09:44 PM
前のコメントの修正で
STOP OUR CHURCH ではなくて、RESPECT OUR CHURCH でした。すいません***まったく反対の意味になるところでした***
Posted by: micchi | Thursday, November 17, 2005 09:51 PM