水道のうがいでじゅうぶんだった
風邪予防のために「うがい」を行う日本独特の衛生習慣が、実際に効果があることを京都大保健管理センターの川村孝教授(内科学・疫学)らのグループが実証し28日、発表したと毎日新聞が「うがい:風邪予防に効果 京都大グループが初めて実証(2005年10月29日/鶴谷真記者)」という記事で伝えています。なんでも、これまではうがいの有効性を裏付ける根拠は何もなかったらしくて、世界初の成果だとか。グループは全国で18〜65歳の計約380人のボランティアを、水うがい▽ヨード液うがい▽何もしない、の3群に分けて2カ月間追跡調査。うがいは15秒を2度行い、1日3回以上実施したそうです。その結果、水うがい群は何もしない群に比べて風邪の発症が4割も減ったと記事は言っています。また驚いたことは「ヨード液群にはグループの予想に反し、はっきりした予防効果がみられなかった」こと。一般的な感染予防にうがいが有効と指針を出してきた厚生労働省結核感染症課は「あくまでも通説に従っていた」とコメントしたとか。ヨード液を主成分とする国内シェアトップのうがい薬「イソジン」を製造販売する明治製菓(東京)は「のどを殺菌・消毒・洗浄する治療薬であり、風邪予防の効能はもともとPRしていない」と逃げ腰のようだ。うがいって、日本独自の習慣だったのですね。
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Comments
うがいが日本特有の習慣だったとは...海外の方があの「ガラガラガラガラ ペッ」って音を聞いたらなにをやってる?っとなるんですかね?自然のレッスンのカテゴリーに分けられているのも深く納得です。
Posted by: TU-KA | Saturday, October 29, 2005 01:43 AM