自己検閲と大勢順応という腐敗した風土
戦争と平和に関する翻訳記事や重要な情報を、できるだけ早く知らせることを目的とした掲示板のTUP-Bulletin、その8月27日発行の「速報534号 テッサ・モーリス=スズキ、日本のメディアを語る」は読み応えのある記事だった。『辺境から眺める アイヌが経験する近代』(みすず書房刊 2000年)という「アイヌ問題」がじつは「和人(本土日本人)の問題」であることを指摘した刺激的な書物の著者であり、日本研究家としても独特の座標軸を持つ彼女の視点は真に「日本を開く」ために貴重である。以下にきわめて強烈に心に残った末尾の一節を引用しておく。何事かを表現しながら「日本」という腐れ切った風土のなかで絶望しているあなたは、ぜひご一読されたい。
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市民社会、地方メディア、そして新しいオンラインネットワークが手をたずさえたならば、ひょっとすると、日本の主流派ジャーナリズムをますます包摂しつつある自己検閲と大勢順応という腐敗した風土に対して、それが対抗力を生み出す日がいつか訪れるかもしれない。テッサ・モーリス=スズキ
いつか。そう、いつか、きっと。かならず・・・
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