ナバホ国で幻覚性サボテンであるペヨーテの宗教上の利用が解禁された
ナバホが宗教におけるペヨーテの利用を合法化したとインディアン・カントリー・トゥデイが9月26日に報じている(該当記事)。アリゾナのチンリーからの記事でナバホ・ネーションの指導者たちが,彼らの言葉で「アゼー」と呼ばれるいわゆる幻覚性サボテンのペヨーテの宗教儀式における使用の合法化を認める新しい部族の法律の成立を宣言したというもの。ナバホ国議会は7月22日の議会において63対1の大差で、ペヨーテの所有と販売にたいする罰金刑をすべて破棄する決定を下していた。「今後は部族のものたちがペヨーテをメディスンとして敬意をもって用いるように仕向けるという大きな仕事が待っている」と議員のひとりは語っている。またこのペヨーテの解禁宣言によって、「長く待たれていた一族の癒しのプロセスがようやくはじまることになる」と語る議員もいた。
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