ほんとうのことをいうとあなたは自由になどなりたくないのではないか
「真実を語るにはたくさんの言葉を必要としない」チーフ・ジョセフ(1840-1904)
ネスパース
最も有名なインディアンのチーフの一人であるチーフ・ジョセフは現在のオレゴン州の北東部で19世紀の中頃にネスパース一族に誕生した。20世紀初頭に失意のうちに居留地で命を落とすまで、彼は最後には言葉を武器にして合衆国政府の不当な扱いと闘い続け、心に残るスピーチや言葉をいくつも残した。ここにとりあげたのは、その中でも代表的なものであり、アメリカ・インディアンにとっては格言にさへなっているものである。チーフ・ジョセフは知っていたのだ。真実があなたを自由にすることを。真実が人間に自由を与えることを。真実が人を自由にすることは、まさしく真実であることを。真実を口にしているとき、あえて防御に出る必要などどこにもない。真実を口にしているとき、わざわざ攻撃する必要もまったくない。なぜなら誰にも真実を攻撃することなど出来ようもないのだから。不正な操作をしたり、嘘をついたり、不正直になることは誰にでも容易にできる。どうせみんなも同じようなことをやっているのだからという声が、頭の中のどこかから、わたしに話しかけてくる。今の社会は真実を必要としているのだろうか?
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