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Tuesday, August 23, 2005

偉大なる曾祖父の太陽よ、数年後に爆発するってほんとうですか?

いかんなあー。マヤの暦の話を書いて以来、世界の終わりが気になってしかたがない。昨日も、超新星(スーパーノヴァ)の爆発について調べていたら驚くべき記事がさりげなく提出されているのに出くわして目が点になった。

アメリカ南西部の沙漠のフォー・コーナーズ地域にチャコ・キャニオンという「太陽崇拝をする人たちには特別な場所」があり、そこに地球から四千光年離れたところにある超新星の爆発がアナザジと呼ばれる人たちが描き残した岩絵となって記録されている。じつは小生かねてより『ネイティブ・タイム』(Version 4 デジタル版)のリニューアルの準備をすすめていて、そのスーパーノヴァの爆発の年代をここ数日、時間がある時に調べていたの。その日にちが「1054年6月4日」だ(本州の東北部で蝦夷の末裔たちと源氏との闘いが本格化する直前)ということはインターネットにある「チャコ文化の研究サイト(Chaco : 1054 Supernova Petrograph)」のおかげでわかって、それで止めておけばこの記事にぶつかる心配はなかったのだ。ためしにさらに「超新星の爆発」という日本語で検索をかけたために京都大学大学院理学研究科化学専攻光物理化学研究室の研究員らしき人の「きまぐれ日記 ver.2」というブログに飛ばされた。問題の記事は今年の8月8日の日記に「気になった記事」として紹介されている。ロシア政府機関紙「イズベスチャ」電子版のものの翻訳だ。ぼくはロシア語はまったく出来ないので、この先生の書かれたものを信ずるしか道はないのだが、そこにはさりげなくこう書かれてあった。

Izvestia,ru Nov.5-13 2003
ДО ВЗРЫВА СОЛНЦА ОСТАЛОСЬ ШЕСТЬ ЛЕТ

03年11月5-13日、ロシア政府機関紙「イズベスチャ」電子版は重大情報を報道した。1年前に欧州宇宙機構(ESA)のエキスパートでオランダ人天文物理学者ピルス・ヴァン・デル・メーエル博士が発表した当時の情報によれば、

「最近数年間に太陽内部の温度は華氏で2700万度から4900万度へ上昇した[約81%の上昇]。最近11年間のその温度上昇過程は、1604年の超新星の爆発が示したような、超新星の爆発前に起こる変化と大変似ている。これを証明しているのは、米国NASAのSOHO[太陽観測衛星]による太陽の巨大なフレアの写真である。太陽の内部温度がこれまでと同じテンポで上昇すれば、この過程は間もなく不可逆的になって、太陽は約6年後に爆発する」。

欧州宇宙機構(ESA)の天文物理学者P.Meer氏のこの発表記事は、1年前にロシアのWeb Site ”Grani.ru”(Грани.ру)が発表>していたが、ロシア政府機関紙”Izvestia”の編集当局が1年間その記事を転載することを握り潰していたことが、このほど明るみに出た。

現に日米ではいまだにマスメディアの編集当局が握り潰している。また同紙編集当局がロシアの天文物理学者らに取材して、メーエル氏の情報の裏づけを取って、正しいと判断したから発表したものとも考えられる。握り潰しが明るみに出たのは、複数のロシア人が「1年前にこの記事を Grani.ru で読んで、驚いた。だから太陽の爆発は5年後である。Izvestia は爆発時期を訂正した方がよい」と、Izvestia.ru の Forum に批判を発表したからである。

元の記事
http://www.atheism.ru/science/science.phtml?id=661

驚くでしょ。太陽観測衛星 SOHO(Solar and Heliospheric Observatory) が刻々と送ってきている太陽の写真がこれ。写真は8月22日のものだが、写真をクリックすると最新のものが見れる。SOHO_EIT_284_LatestImage

2003年に5年後だったら「2008年」に太陽爆発が起きるかもしれないわけで、あと3年しかないじゃない。そういえばここのところ夏が異様に暑い日が続いていますけれど、みなさんお元気ですか? 日米両政府もきっと高度な政治的判断でそうしているのだろうからぼくも握りつぶそうと思ったのだが、やはりこの際「情報は自由にしてあげた方がよい」と判断して、ここに掲載することにした。京大の博士先生も「ほんまかいな?」と疑問符を呈しておられるし、翌日の日記では研究室の飲み会でへろへろになっていたりするから、おそらくそんなに「重大事」ではないのかもしれませんが。

「なにが起きても驚かない準備をしておけ」と、ローリング・サンダーに言われたことを思い出すなあ。いきなり冒頭で地球がきれいに消滅しちゃう小説「The Hitchhiker's Guide To The Galaxy(邦題・銀河ヒッチハイク・ガイド)」(ダグラス・アダムス著)に書かれた地球人へのメッセージじゃないけれど「DO NOT PANIC」でいくしかありません。「今日という日は、わたしに残された人生の最初の日」なわけですから。

dontpanic

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Comments

はじめて書き込みさせていただきます。前のwhole life
catalog以来新聞のように読ませていただいてます。
この記事が気になって久しぶりにグラハム・ハンコックの「神々の指紋」いう本を読み直していました。
彼はホピのスパイダー一族の語り部であるポール・シフキという古老の話を聞きにいっているのですが、翁曰く
「子供の頃、1900年代に爆発した星があったが、その星は長いこと空にあった。祖父にこの印の意味を説明してくれるよう頼んだところ、祖父は、もし人々がやり方を変えなければ、世界を守る精霊はわれわれに苛立つようになり、世界を炎で罰し、あの星が最後を迎えたのと同じように世界は終わるだろうと答えた。」そうです。
私にはこちらの方が信憑性があるように思います。マヤンの13の月の暦を広めたホゼ・アグエイアスによると2012年12月23日というのは現在では目安であり、時間軸は各々個人によって異なるとも言われています。またカレンダーの終わりがそういった世界の終わりのような恐ろしいものであるとは限らないとも言っています。
ところで北山さん個人に手軽にメッセージを送れるなんて便利でいい世の中になりましたが、一つ質問させて下さい。北山さんはローリングサンダーとも親交のあったグレイトフル・デッドについて何か面白いエビソードとかお持ちでしょうか?あれば是非読んでみたいです。

Posted by: blue planetary night (bpn) | Tuesday, August 23, 2005 06:10 PM

そこにはさりげなくこう書かれてあった:
Izvestia,ru Nov.5-13 2003
ДО ВЗРЫВА СОЛНЦА ОСТАЛОСЬ ШЕСТЬ ЛЕТ

というのは、当方が発表した記事です。
しかし事態はもっと先へ進んだ:
必見:
 http://gold.ap.teacup.com/tatsmaki/45.html

前田 進 jcfkp201@ybb.ne.jp

Posted by: 前田 進 | Wednesday, June 06, 2007 02:46 AM

Native Heart 御中

お世話になっております。

(だいぶ前に「放射性物質を含んだ土が日本からユタの沙漠にむかって送り出された」の記事を参考にさせて頂いた者です。)

 「太陽が爆発する?」の情報においてのキーワード(検証の必要性があり、かつ検証可能性が高そうな記載事実)としては、
 「欧州宇宙局(ESA)のエキスパートでオランダ人の天文物理学者のピルス・ヴァン・デル・メーエル博士の情報によれば、・・」
 「最近11年間のその温度上昇過程は、1604年の超新星の爆発が示したような、超新星の爆発前に起こる変化と大変似ている。」
 という記載内容に含まれる、ESAやピルス・ヴァン・デル・メーエル(Piers Van der Meer)、超新星爆発、1604年、
 あたりだと思われますが、こうした点を検証した以下の幾つかの関連サイトの記事などを読むと、いろいろな問題が指摘されていることがわかります。

 私もESAのサイトなどで名前を検索しましたが、上記の学者の存在が確かめられませんでした。

 また、超新星爆発は太陽では起こらないとの説明になっているので、一般的な科学的説明をしないのであれば、当然上記の学者にとっても、
そもそも、太陽でも超新星爆発が起きうることの説明が必要になりますが、どうも、調べた範囲ではそうした説明はなされていないようでした。

 それと、1604年の超新星爆発が起きる前に、それほど詳しく超新星爆発を起こす前のその星の状態が観察できたことは、一般的な話ではありません。
 なぜ、当時の人たちが(もしくは宇宙人などであろうと)、そうしたことをどうして観察できたのか、また、それらの記録はどこにどのようにあったのか、
どうして、当時の相当詳しいはずの超新星爆発を起す前の記録について、上記の学者が何も説明していないのか、などが大変不思議なことです。
 特に特別な前触れの無い(今の天文学では不可能なはずの)遠方の恒星を、爆発前に注目して観察し記録も残せたなら、とてもすごいことで、
まずは、その事実の内容や根拠を示すことが、その情報と比較して最近の太陽の状態が大変似ている、ということの説明には欠かせないことなのです。


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http://www.snopes.com/science/sunboom.htm

Claim: Scientists are predicting that the sun will explode in less than six years.
Status: False.
Example: [Weekly World News, 2002]


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http://www.unknowncountry.com/news/?id=2452

Sun to Explode in Six Years—Not!
04-Mar-2003

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http://ieee.orbita.ru/aps/Addendum_Hugens.htm


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以上、参考になれば幸いです。

Posted by: 北岡逸人 | Wednesday, June 06, 2007 12:09 PM

北岡殿への回答:

(1) ESAの学者の発表では、「太陽の内部温度の急上昇過程は1604年の超新星の爆発前のプロセスと非常によく似ている」と言ったのであって、「太陽が超新星爆発する」とは言っていない。貧弱な知識と常識的な否定論の正当化のために、ESAの見解を歪曲すべきではない。超新星の爆発についても、太陽爆発前の現象についても、「ニュートン」誌を参照すれば、誰にも明白になる。
(2)1604年の超新星の爆発を当時の人々が詳しく観察したことはないという、分り切った理由で、超新星の爆発前のプロセスを誰も否定出来ない。現代科学は解明している。
(3) 万事は今後の時間が解決する。

Posted by: 前田 進 | Wednesday, June 06, 2007 05:40 PM

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