コスタリカでイルカとの遊泳を全面禁止
一昨日の夜ラジオニュースで耳にして気になっていたものですが記事を見つけたので以下に日刊スポーツ紙のものを引用しておきます。元のニュースは、リオデジャネイロから12日に共同通信が流したものです。こういうニュースって一度流されたあとは消えてゆくのみですから。
中米コスタリカは12日までに、観光客とイルカを一緒に泳がせることを、イルカに悪影響を与えるとして政令で全面的に禁止した。イルカを売り物にした観光は世界的に人気が高く、同国でも近年、業者が急増。観光業界には大きな打撃となりそうだ。コスタリカの自然保護団体「プロマル」によると、法律で禁止するのは世界で初めて。同国はジャングルや海で観光客が自然と触れ合う「エコツーリズム」が盛んで、政府も自然保護に熱心なところをアピールする狙いがあるとみられる。
観光客が飼育されているイルカと一緒に泳げる施設は同国やカリブ海諸国のほか日本にもあり、観光のほか子供のセラピーにも利用されている。
「プロマル」のクベロ代表は、コスタリカではこれらの施設のイルカは自然の状態に比べ寿命がわずか3割以下と指摘。「直ちに自然に帰らせるべきだ」と述べ、政令を歓迎した。
[2005/8/13/14:33]
人間の癒しがイルカの寿命を縮めているとしたら、そのことによって得られる癒しはすこしも幸福なことではありませんねえ。それにしてもコスタリカという国には「非武装中立」といい「国家予算の21%が教育費」といい、「まん丸い石が平和のシンボル」といい、注目すべきところがたくさんあります。コスタリカというのは、スペイン語で『豊かな海岸』を意味するとか。民族は「スペイン系を主とする白人とその混血95%、黒人3%、先住民2%」とデータにあります。
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