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Saturday, July 02, 2005

ロシア民族学博物館アイヌ資料展の案内

ロシア民族学博物館アイヌ資料展 −ロシアが見た島国の人びと−
2005年7月2日(土)〜8月28日(日)

休館日:毎週月曜日(7月18日は開館)・7月19日(火)

川崎市市民ミュージアム
〒211-0052 川崎市中原区等々力1−2
TEL044−754−4500

(交通:東急東横線・JR南武線・東急目黒線「武蔵小杉駅」北口よりバスで約10分)
開館時間 午前9時30分〜午後5時(入館は4時30分まで)

観覧料 一般500円  高校・大学生300円
    小中学生と65歳以上は無料

主催  川崎市市民ミュージアム  財団法人アイヌ文化振興・研究推進機構

後援  国土交通省 文化庁 北海道 北海道教育委員会 
    川崎市 川崎市教育委員会 社団法人北海道ウタリ協会

arrow2 川崎市市民ミュージアムのホームページ

【趣旨】
アイヌ民族は北海道に先住し、固有の言語であるアイヌ語を有し、自然との関わりのもと、豊かな文化を発展させてきました。しかし、近世・近代の歴史の中で、同化政策の影響もあり、アイヌの人々の社会や文化の破壊が進み、多くの人々が差別や貧困を余儀なくされました。そうした中、平成9年、「アイヌ文化の振興並びにアイヌの伝統等に関する知識の普及及び啓発に関する法律」が制定され、アイヌの人々の民族としての誇りが尊重される社会の実現と、日本における文化の多様な発展をはかるために、さまざまな取り組みが成されています。

今回の企画展は、ロシア民族学博物館が20世紀初頭に収集したアイヌ資料約2600点のなかから、資料的価値と芸術的価値の高いアイヌ資料200点を選りすぐり、日本ではじめて展示公開します。これらは樺太アイヌ及び北海道アイヌ両方の資料が含まれており、日本国内には現存しないものもあります。

本展は、広く日本国民へアイヌ文化を紹介し、その伝統に触れることで、異文化理解と民族文化の振興に寄与することを目的としています。

【展示構成と主な出品資料】
(1)女性の手仕事から…アイヌ独特の素材から作られた衣裳、美しい刺繍、パッチワークの数々。  
・アットゥシ(樹皮衣)、レタラペ(草皮衣)、ルゥンペ(美しくアップリケされた木綿衣)、帯、首飾り、手甲脚半、被り物、小物入、袋物など
(2)男性の手仕事から…彫刻にみるアイヌ文様を中心に。
・マキリ(小刀)、イタ(盆)、ニマ(木製の器)、匙、箆、イクパスイ(儀礼用具)、トンコリ、ムックリ
(3)いつくしむ…子どもたちのために丹誠込めて作られたかわいらしい衣服やおもちゃ、護符。
・シンタ(揺り板)、子ども用衣服、手袋、靴、首飾り

【関連事業】
(1)講演会 7月9日(土)14:00〜 講師:佐々木利和 氏
場所:市民ミュージアム第2研修室  
6月21日より電話申込み 先着順 無料

(2)アイヌ古式舞踊と楽曲(トンコリ) 7月18日(月・祝日)14:00〜
場所:逍遙展示空間 要入館料 申込み不要 

(3)体験講座 アイヌ伝統楽器ムックリ製作 場所:第2研修室
7月30日(土)1回目10:30〜 2回目13:30〜 
対象:中学生以上 各回定員20名 参加無料
申込み:1名につき往復ハガキに住所・氏名・年齢・希望時間を明記 
7/16必着 応募多数の場合は抽選

(4)体験講座 アイヌ文様のコースター製作 場所:第2研修室
8月20日(土)1回目10:30〜 2回目13:30〜 
対象:中学生以上 各回定員20名 参加無料
申込み:1名につき往復ハガキに住所・氏名・年齢・希望時間を明記 
8/6必着 応募多数の場合は抽選

(5)切り絵でアイヌ文様を作ろう 場所:第2研修室
8月6日(土) 13:30〜15:30 小中学生 参加無料 申込み不要

【展示解説】 7/3 7/10 7/17 7/23 7/24 7/31 8/13 8/14 8/21 8/27 8/28 14:00〜  申込み不要 企画展示場に直接お集まりください。

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