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Sunday, May 29, 2005

時間ですよ

「今がそのときである。もしあなたがこころの道を歩むつもりでいるのなら、今が、そのときである」
ニッパワノック、アラパホの長老

「今でなければ、いつ? わたしでなければ、誰が?」という公共広告のキャッチコピーを見た覚えがある。アメリカで暮らしていたときのことだ。なんの広告だったのかはすっかり忘れてしまっているのだけれど、言葉だけが鮮明にあたまにプリントされている。英語だと「If not now, when? If not me, who?」となる。こころの道のことを、カルロス・カスタネダはファン・マテウスという呪術師の口を借りて「こころある道」「ハートのある道」と表現させていた。人間は誰でもその道を選んで歩いていくことができるのだが、その道をどこまでも行くぞと決心する人はおそろしく少ない。なぜか? こころの道というのはとてつもなくリアルな世界で、「こころの道のうえを歩いているふり」もできないし、みんなと同じことをしていればすむというようなものでもないから。自分の内側をのぞき込むことをすすんで学ぶ人間、自分であることに全責任を負える人間、祈ることと黙想することを身につけた人間、こころを平和で満たして争いをおさめる戦士のごとき人間、そういう人間にならないと、こころの道を歩いていくことはできない。決心をするなら、今しかないと、ニッパワノックというアラパホの長老はいうのだが。

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