上川アイヌ・コタン写真展がはじまった
旭川市近文のアイヌ・コタンの生活を、大正末期から第二次大戦後まで記録した写真展「松実政勝 上川アイヌ・コタン写真展」が今日から札幌市手稲区新発寒三の四の絵本専門店「ひだまり」ではじまった。展示されている写真は、原版が旭川市博物館に保管されているものだが、被写体の人物や撮影日が特定できないことなどからこれまで展示されないままになっていたものだとか。子グマを飼育してあの世に送るクマ祭りや、チセ(家)づくりの様子など、アイヌ民族の儀式や生活様式が記録されているモノクロ写真37枚が公開されているらしい。松実政勝という人物は太平洋戦争の前まで、旭川市大町で旧第七師団専門の写真館を営んでいた人物。キャビネ判のガラス原板約200枚は、松実さん自身が1983年に旭川市博物館に寄贈したものだが、撮影年が確定できないという理由で、公的な博物館に展示しにくいことや、同博物館の写真展示が明治期までと決められていたことから、今日まで日の目を見ずにきたと5月13日付北海道新聞は「クマ祭りのために飼育している子グマをかわいがる女性」の写真と共にウェブサイト上で伝えている。写真展は6月13日まで。もっとたくさん見てみたいなあ。せつかくだからウェブでも公開してくれないかしらん。
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Comments
初めまして、札幌のアイヌ・アート・プロジェクトの太田裕実です。いつも、こちらの方にお出でになっているのですね。アイヌ語地名研究会の記事の転載、ありがとうございます。
上川アイヌ・コタン写真展のBLOGをこちらの方でも転載させて頂きます。今、新聞は道新で無く、朝日を取っているもので、写真展のことは知らなかったのです。
WPPDの呼びかけ人の方だったのですね。
富士山には僕も行きたかったです。
その時には丁度、旭川の近文コタンに住んでいました。周りには旭川アイヌの重鎮の方々がおりました。
まだまだ、若輩者でありますが、今後ともよろしくお願い致します。
Posted by: 太田裕実 | Sunday, May 15, 2005 11:10 AM