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Wednesday, April 13, 2005

いのちは平等

「すべてのものはほんとうに平等なのよ。創造主から見れば、このわたしも、あの林の一本一本の木たちも、どちらが良いとか悪いとか言うのではなく、なにもかわらない。わたしたちはまったくみんな同じなわけ」
ジャニース・サンダウン・ハテット
(Janice Sundown Hattet)
セネカ(ホーデノショーネ)のエルダー(女性)

そうなのだろうなと思う。創造主の目から世界をながめることは簡単にできることではない。人間というのはえてして自分は宇宙の中心にいるのだと思いこむ傾向にあるからだ。われわれは、自分のことを、あるいは自分たちのことを、他の人たちや他のものよりも上位にいるとか、優れていると、しばしば考えたりする。ここでいう「創造主」とは、「すべてのものを創られた存在」のことであり、ネイティブ・ピープルがよく口にする「グレイトスピリット」「偉大なる精霊」「大霊」「偉大な謎」であり、日本人をやっているわれわれが「神」と呼ぶもののことである。ネイティブの人たちに言わせると、グレイトスピリットは「すべてのものがそれに従って生きるための基本的な方や原則」を創られたとされている。そこからすると、わたしたちも木も同じ原子から形作られているわけで、かわるところはなにもない。それぞれの原子の真ん中にある「いのちの力」は、そのまま偉大なる謎のなかにあるいのちの力であるのだろう。われわれは、つまり「いのちあるあらゆるもの」は、創造主の目のなかではすべてが分け隔てなく同じように見えている。

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