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Wednesday, April 06, 2005

いのちの歌に耳を傾けよう

「この先、他に抜きんでた帝国とか民族を作りあげることに突き進むつもりならば、われわれはいちど立ち止まって、女性たちのいのちの歌(song of life)に耳を貸すべきではなかろうか。なぜなら、女性がいなければいのちもないのだから」
オレン・R・ライオンズ
(Oren R. Lyons)
イロコイ族スポークスマン(オノンダガ国・亀氏族)

ネイティブ・ピープルの世界をマッチョな男性優位社会と思いこんでいる人たちは意外なほど多い。女性は男性や家族のために働かされていて、解放されていないと主張する人たちもいた。ローリング・サンダーはよく「インディアンの女性ほど解放されている女性はいないのにな」といって笑っていた。女性に出来て男性に出来ないことは、いのちを産み出すことだと、ネイティブの人たちはよくいう。「女性というのは母なる地球と特別な絆で結ばれている」とも。母なる地球と女性に共通しているものは、いずれもがいのちの源であることで、だから母なる地球は、女性たちが口ずさむようにと、いくつもの歌を与えているのだという。母なる地球が女性のために与えている歌とは、いのちについての歌だっむたり、美しさについての歌だったり、子供たちについての歌だったり、愛についての歌だったり、家族についての歌だったり、強さについての歌だったり、思いやりについての歌だったり、子供を育てることについての歌だったり、許すことについての歌だったり、神についての歌だったりする。世界はもう少し気を配って、彼女の歌に耳を傾ける必要があるのではないだろうか。きっと彼女もそう思っているに違いない。

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