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Sunday, March 27, 2005

メディスンマンの仕事

メディスンマンたるもの、一族の人間のために祈りをあげるときには、山にはいるか、もしくは相応の力の場所におもむかなくてはならない。それはメディスンマンの仕事だ。わたしは力の源とつながることで、山の頂から直接聖なる踊りのなかに力を引き下ろしてくる。それはさながら光の帯というか電気がまっすぐ一直線にこちらにもたらされるようなものなのだ。その力によって、癒しの力はより強力となり、踊り手たちにもいっそうの力が与えられる。そのうえでわたしはスピリットたちに、山の頂からお降りいただき、われわれと共に儀式の踊りの輪に加わってくださるよう、ねんごろにお頼みする。すべてがはじまったときにわしらのご先祖さまたちがそうしたように。
ネイティブ・ピープルのカルク (Karuk) 一族のメディスンマン
チャーリー・ソム Charlie Thom の言葉

カルクの人たちは、シャスタ一族に属する。北カリフォルニアのクラマス川とサーモン川の上流域で1万年ほど前から深い森を守りながら暮らしてきた。狩猟採集の民で、川を遡上する鮭にたいする信仰がある。緻密なバスケットを編むことで知られている。白人との最初の接触は19世紀初頭。カリフォルニアのゴールド・ラッシュの際、一族の目の前で村という村がことごとく焼き払われて、領地を失い、部族が散り散りばらばらに離散するという決定的な被害を被った。現在(2000年)の人口は2700人。

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