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Thursday, February 10, 2005

白いイノシシが捕らえられた

のところリアル・ワールドの仕事がいそがしくてなかなか更新できませんが、今日は特別なニュースを見つけたので、みんなと分けあいたいと思いまして、すこしだけ書き込みます。こんなことを言うと笑われるかもしれませんが、わたしは動物たちが話をするというのを信じるものです。スピリット・アニマルというかトーテムとしての動物というか、そうした存在は確かにあると。たとえばカラスは典型的で、よくわたしに話しかけてきますし、その話の内容も信じるに足るようなことが多い。あるときには警告だつたり、予言だったりと、さまざまなメッセージを運んでくる。いつだったかひどく年寄りの、羽根なんかすり減ってぼろぼろの御カラスさまに強烈に話しかけられたことがある。彼は羽根をふるわせて必死に何事かを伝えようとしていた。たまたまその話しかけられた場所というのが、東京の山手線のある駅で、いやうるさいのなんのって。たまたま駅に居合わせた人たちも何事やあらんとあきれたような顔でそのカラスを見ていたっけ。

確かに日本列島には日本列島固有のスピリット・アニマルが存在する。カラスなんかは世界中どこにでもいて、ネットワークもしっかりしているようだが、きわめて日本列島的なスピリット・アニマルの代表が「イノシシ」なんだと思う。この意味では蝦夷(えみし)の末裔を登場人物に配して中世の荒ぶる神と人間の戦いを描いた宮崎駿監督の「もののけ姫(Princess Mononoke)」はきわめてよくつくられていた。その映画のなかに森の守護者としてのイノシシの群れとイノシシのチーフが登場するのを覚えているだろうか。イノシシとブタは、オオカミとイヌ、バッファローとウシぐらい違うものだ。その精神、たたずまい、存在の仕方からいって野生と家畜とはまったくの別物と言っていい。そこで二日前の西日本新聞(2/9 大分地域ニュース)に掲載された次のニュースと写真を見ていただきたい。(2/10朝にリンク切れを修正した)

1000頭に1頭!? 白イノシシ 佐伯で捕獲

この大分県佐伯市の山裾でベテラン狩人の仕掛けた罠に不覚にもとらえられた白いイノシシは、写真を見る限りあきらかにイノシシのチーフであるようだ。なんとかねんごろに言い聞かせて山に還してあげるようにはできないものだろうか? きっと大切な大地のメッセージを伝えに来たのだと思うのだが、どうだろう?

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Comments

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