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Monday, February 28, 2005

われわれは母なる地球に帰れるか

昨日は一日かけて神戸に行ってきました(参照)。行く時の新幹線からは4合目あたりまで真っ白く雪化粧をした富士山が望めるという良き知らせを受けたとおり、それぞれに意識の高い人たちが30人ほど集まってくださって、さわりの部分だけでなく、かなりつっこんだところでの話をすることができました。神戸は、淡路島を踏み石として「日本の国」がはじまった土地のひとつだと思います。この特別な土地からネイティブの精神を探求する動きが出てきたことに驚きと喜びを感じました。一次会、二次会、三次会と場所を変えて、新幹線の最終に乗る直前まで、「自分のなかで失われてしまっている地球とつながるものをいかに取り戻すことができるか」「終わりに向かって直線的に進む世界ではなく、はじまりもなく終わりもない輪を描いている世界にもういちど帰るためになにをすればよいのか」について話をし、エネルギーを分けあいました。生命の樹の周りを巡るこの環が、よりしっかりと、着実に回りはじめ、沢山の人たちがその木の枝の下に平和な木陰を見つけられると良いと思いました。今回の会の呼びかけ人となっていただいた辰巳玲子さん、切東璃音さん、梅井尚子さんの3人にお礼をいいます。

その際の話のなかで、ネイティブ・ピープルの定義について触れた部分を、参考までにもういちど再整理しておきます。

アメリカ合衆国だけでも700ちかくあるネイティブ・アメリカンのさまざまな部族がそれぞれに伝えてきた集合的な生き方あるいは信仰のなかから、ネイティブ・アメリカン・ピープル全般にに共通している部分を探し求めようとする努力がこれまでさまざまになされてきました。1978年に、アメリカの子どもたちの福祉のための法律の制定に際して、50を超える異なる集団から招集されたひとたちが伝統に基づいた文化の価値について、人間と自然と環境の関係から討議し、ネイティブ・ピープルとはいかなるものかを定義しています。

それによるとネイティブ・ピープルに通底するものは

  • 自然を支配するのではなく、自然との調和を求める欲求がある。
  • 未来よりも現在を、より大切なものとして選択する傾向がある。
  • 人間の本性が本来的に「悪」ではなく「善」とする信仰がある。
  • 部族的、氏族的、共同体的生活様式の方を、個人的な立場や優先事項よりも重視する。
  • 物質的なものではなく、精神的な達成感を得ることに、より大きな価値を見いだす。
  • 他の宗教を敬い、信仰の転向を求めない。

の6つに集約されるといいます。この「ネイティブ・ピープルの定義」はいかなる文化のなかにいたとしても、より調和的な生活を求める人たちにとって価値あるものかもしれません。

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Comments

昨日神戸での会でお会いしました宮内です、本当に深い話をありがとうございました。
真の根底の部分を意識することを気づかされました反面これだけしっかり築かれた社会体制の中でどうすれば自分と地球あるいは自然とつながりを取り戻すことができるのだろうかと考え込んでしまいました。しかし今まではどのように生きるか?と言う形にとらわれていたのかもしれません、今回北山さんとお会いできて色々なお話をお聞きして、すこしづつでもいいから本質のところへ向かえるように生きたいと思います。
その生き方を子供たち(私には19歳、17歳、12歳の男の子がいます)にも伝えられるようにしていきたいと思いました。
これから子供たちへの伝え方や、教え方についてもお話していただけるとありがたいです。
本当にありがとうございました、これからもよろしくお願いいたします。

今回この会に誘っていただきました辰巳さんにお礼申し上げますとともにこれから一緒にお手伝いをさせていただきたいと思います。

宮内俊治

Posted by: 宮内俊治 | Monday, February 28, 2005 at 12:37 PM

神戸での講演会、お疲れ様でした。またひとつ「良い」ご縁が生まれたのですね。私は以前、もう地球は元に戻らないのでは?と思う事がよくありましたが、最近の私の周りに起きている出来事、周りの人達の変化を見ていると希望が日に日に膨らんでいます。かすかな光が、眩しいほどになったきました。北山先生とのご縁にも、大変嬉しく思い、私の進む道を後押ししてくれています。つなっがていくご縁に感謝です。
ミタケオアシン・・・

Posted by: 大盛 良一 | Monday, February 28, 2005 at 08:18 PM

北山さん、昨日は朝から晩まで、ほんとうにありがとうございました。
 新神戸駅までお送りした後、3次会場に戻ってみると、「今いいところなのよ、座って座って」と、まだみんな熱して話が続いていましたよ。参加者の半分近くの人が、昼の1時~3次会終了の10時近くまでびっしりとこころ傾けたことになります。若い世代、そして子供達にどう伝えていくかと言うテーマは、今回最初から示されたと思います。ほんとうに大きなインパクトがそれぞれに残りました。
 とても意味の深い一日だったことを感じています。
 昨日の内容はみなさんにもまた改めてお伝えできたらと思います。
 北山さんに以前言われましたよね、「インディアンのことに関わるんなら、急いじゃだめだよ。
」って。「今」を感じながら、そして「流れ」や「気配」を聴き取りとりながら、「地球の上に生きる」第1回目の準備をすすめてみようと思います。5月中ごろ、六甲山かな。
 お話を伺うたび、北山さんのあったかく、まっすぐなハートを感じています。
 これからこの会に関わりたいなあ、と思った方はご連絡くださるとうれしいです。また、他の地域で同じことを考えていらっしゃる方もいらっしゃると思うのです。ぼちぼちとやりとりしてみませんか。
 北山さんがスーパーバイザーをなさった映画「ホピの予言」(宮田雪監督 86年)の改訂版である「ホピの予言2004年版」上映に関心のある方も、ランド・アンド・ライフまでどうぞお問い合わせください。

 北山さん、どうぞよろしくお願いします。

 昨日参加してくださったみなさん、ほんとうに
ありがとうございました。
              
All My Relations
                  辰巳玲子

Posted by: 辰巳玲子 | Tuesday, March 01, 2005 at 01:05 AM

 心から尊敬しております。
はじめまして、福島県に住むものです。
以前、伝説の虹の戦士たちのことを知り、昨年、北山さんの訳された「虹の戦士」に出会いました。とても感動しました。

 また昨年末には、金沢に住む私の大切な人が、北山さんのお話を聞く機会に恵まれたとの連絡をうけて、録音させていただき聞かせていただきました。それもとても感動しました。
(その時、彼女を通して「聖なる言の葉」にサインを戴きました。彼女からはまだ返されていませんが、何か言葉を書いてくださったそうで、とても楽しみにしております。ありがとうございました。)

 私も現在、その流れを強く感じています。自分の地球に対しての役割を見つめています。ご指導宜しくお願いいたします。このまま5月には、きっと神戸に導かれると思いますし、そう信じています(笑)。
私も学びたい。燃えています!!

そう、私たちは誇り高き虹の戦士。
名乗りを上げさせていただきました。
宜しくお願いいたします。

Posted by: 徳雲 | Tuesday, March 01, 2005 at 10:41 PM

「地球の上で生きる」神戸での集い、熱気が伝わって来るようです。
WPPDでのストーリーテリングの場からの流れの中で、東京でもネイティブの智恵に学び、これからの私たちのライフにどう生かしてゆけるのか、、
そのWay Of Lifeを探求し、分かち合う場を
開いてゆく動きが始まりつつあります。
神戸の方たちや、全国の皆さんとも、その輪の中で繋がってゆきたいですね!
この春、その始まりの集いを開きますので、詳細が決まりましたらお知らせします。皆さん、よろしく お願いします。
「風をひらく」Native Forum(仮名)
       窓口 きさら みえ

Posted by: きさら みえ | Saturday, March 05, 2005 at 06:26 PM

初めまして

北山さんの 自然のレッスン を 読んで序文に深い感銘をうけて以来の ファンです。 以来 ほんの少しずつではありますが ものの見方 人の見方が変わってきたような気がします。熊本に来る日を是非 心待ちにしております。 それもまた 何かの導き に 身を委ね。

Posted by: 晴一 | Thursday, March 10, 2005 at 11:57 PM

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