人工的な生活
「都会での暮らしはすべてが人工的である。多くのひとびとは自分の足の下にある土をまったく感じることはないし、植木鉢で育つ植物以外の植物を目にすることもない。街灯があるせいで、星のちりばめられた魅惑的な夜空までは目が届かない。グレイトスピリットが織りなす光景から遠く離れて生活するとき、ひとびとはいともたやすくグレイトスピリットの法を忘れてしまう」ウォーキング・バッファロー
(ストーニー・インディアン/カナダのアルバータ在住)
ストーニー・インディアンはアシニボインとしても知られる人たち。カナダとアメリカの国境をまたいで暮らす平原の民で、ナコタ語を話し、スーの国の一部を構成している。「アシニプワット」というアシニボイン語から一族の名前はつけられており、意味は「石のひとびと(ストーン・ピープル)」。言い伝えによれば17世紀ごろにミシシッピ川をさかのぼり、途中でスーの人たちと分かれて北の大平原に移り住んだという。隣接するクリー族と同盟を結んで、ヨーロッパ人の侵攻に立ち向かった。アシニボインの名はカナディアン・ロッキーのなかの山の名前にもなっている。
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