神聖な色
多くのネイティブ・ピープルの部族が、自分たちにとって神聖な色を持っています。そしてその色には特別な意味があるとされているのです。例をあげると、チェロキーの人たちが大切なものとしている色は「赤」と「黒」です。彼らはさまざまな儀式や踊りのときにこの色の衣服を身につけます。「赤」は「太陽の昇ってくる東」を意味し、「黒」は「太陽の沈む西」をあらわしています。彼らにとって「白」は「南」を、そして「青」が「北」を象徴する色とされるのです。一方、南のマヤの人たちは「東」を「赤」、「西」を「黒」とするところまでは同じですが、「南」は「黄色」で、「北」が「白」となっています。「南」の「黄色」は「聖なるトウモロコシ」を象徴するのです。
ところで古代中国の影響が色濃い「日本国」では、大相撲の土俵の房の色や、キトラ古墳の四方の壁の色から判断して「東」が「青」で、「南」は「赤」、「西」が「白」、「北」が「黒」となっています。
中国の影響下に入る以前のわたしたちの聖なる色はなにだったのでしょうね?
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