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Monday, January 10, 2005

アメリカへのスピリチュアル・メッセージ

Spiritual Message To America From Our Nations Native Elders


われらがネイティブの国々のエルダーたちから
アメリカにむけてのスピリチュアル・メッセージ

redturtle今から5年前の8月下旬のこと、この年西洋文明にとっては大きな区切りの年を迎えたアメリカのミネソタ州のダルースという町(Duluth, Minnesota)で「全米インディアン高齢者会議( NICOA:National Indian Council on Aging )」の2000年総会が開催された。アラスカをふくむアメリカ各地ののべ108のネイティブの部族から1200人以上のエルダー(長老)たちが会議に参加し、全員参加のもと、アメリカという国に向けてひとつの声明を作りあげたのだ。今回紹介するのは、そのときに提出されたメッセージである。今でも公開されているこの声明はシンプルに「スピリチュアル・メッセージ」と題されている。これを読まれるに際しては、想像力の翼を思いきり広げて、自分が、どこのでもよいけれどひとつの部族に属する人間であると想像していただきたい。そして同じ一族の長老のひとりの姿を思い描きながら読みすすめてほしい。

その日、全米各地からエルダーたちがすすんで集まってきて、彼らはあなたとあなたの子供たちのために、部族的な違いや、政治的心情の違いはひとまず棚に上げて、あなたがたの生活を少しでもよくできればと、知恵の言葉を出しあったのである。ここに記録されたメッセージは、ネイティブのためのものであるだけでなく、当然等しく非ネイティブのひとたちのためのものでもある。そしてタイトルの指し示す「アメリカ」とは、もともと「アメリカ」などという国が北米大陸に存在しなかったことからすれば、「すべてのアメリカ的なライフスタイルを基盤としている国」を指し示していると考えていい。メッセージそれ自体はネイティブのエルダーたちのものではあるが、そこに表現されているものの価値は人類のすべてが賞賛しうるものであるだろう。したがってこれを読んだ者には当然ながら責任が生じる。これらの言葉は、あなたが日々作りつつある世界に対して発せられたエルダーたちの希望であり夢でもあるのだから。なおこの声明はパブリック・ドメインとされている。

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スピリチュアル・メッセージ


しき千年紀のはじまりを前にして、われわれはアメリカが生き残ることを祈り、われわれが生き残ることを祈る。

われわれはわれわれ互いが、われわれの愛と尊敬と哀れみとを分けあうために、われわれの先祖が歩んだのと同じ道をすすんでいけるだけの力が、創造主より授けられることを祈る。すべての人間の中に善なるものがあるのは、あらかじめわれわれの創造主が、御自らの一部をわれわれひとりひとりの中にお入れになったからである。

われわれは互いに与えあった苦痛と苦しみにたいして許しを求めて祈る。

われわれはわれわれの子供たちが同じあやまちを繰り返さないことを祈る。

命はひとつ残らず神聖なものであり、われわれは、われわれにアメリカの多様性を尊ぶ能力のあることを祈る。子供たちは誰であれひとり残らず、われわれの創造主から与えられた大切このうえない贈り物として生まれてくる。われわれはみなひとつの同じ家族の一員なのであるから、どこで暮らし、なにをしていようが、子供たちを抱きしめることは聖なるつとめである。

われわれは子供たちが一族の長老たちを、すなわち智慧の源であるエルダーたちを、尊び敬うことを祈る。忘れ去られた年寄りたちがいるようではけして敬っていることになどならない。われわれはみな平等であり、すべての者にそれぞれなにか貢献できる特別な才能が授けられている。それらの価値があることで、われわれの社会では若者が指導者になることも働く者になることも許される。子供たちよ、あなたがたはわれわれの未来であり、人びとに与えられた希望である。しかと二本の足で立ち、勇敢であれ。

われわれは、個人的な成功の達成のためと、他の人たちの成功に貢献するために、われわれにもたらされた智慧を学んで、かつ用いることを祈る。若者たちが、万物を敬うことを学んだときにだけ、われわれの若者たちは進化できるのだ。


地球

われわれは母なる地球を敬い愛することを祈る。なぜなら、人類の存続はひとえに彼女を基盤にしており、われわれはわれわれの後ろを旅する者たちのために、母なる地球を無公害のまま維持していかなくてはならない。母なる地球の水と空気と土と木々と森と植物や動物たちを守護せよ。

資源をいたずらに浪費するなかれ。資源の節約を優先せよ。

大地が創造主からわれわれに授けられたのは、所有するためにではなく、世話をするためである。われわれが大地の世話をするならば、大地もわれわれの面倒を見てくれれよう。


ユニティー

われわれは互いにもっとずっと尊敬しあうべきだった。われわれは、助けを必要としている人たちを助け、彼らに援助と友情を与えるために、全力を注ぐこととと責任ある行動を求めて祈る。人生においては他の人たちが後に従うような手本であれ。自らの一族と共同体と国のために奉仕せよ。

われわれは誰もが指導者や貢献者となるべく努力すべきである。ひとり椅子にふんぞり返って頭も使わずに、いっさいを他人任せにすることがあってはならない。

われわれはひとつにつながろうではないか。そうすれば、われわれも自分たちの未来を守るぐらいの力は持てるかもしれぬ。その力は幾多の困難を通じてもたらされる。


健康

スピリチュアルな健康こそ、ホリスティックな健康の鍵である。

われわれは、われわれの子供たちがたどれるような健康的な鍛錬の例えが示されることを祈る。

この宇宙において万人と万物とを敬うことはまず自らを敬うことにはじまる。

おのれの肉体とスピリットの声に耳を傾ける時間を持ち、その世話をせよ。


家族と若者

家族は大切であり貴重なものである。常に家族には自分たちが愛されていることをわからせておきなさい。

子供たちや孫たちには彼らがいついかなるときにもあなたがいつでもそこにいて愛し支援していること、彼らがなにをしなにを言おうとも、あなたにとっては彼らが世界を意味しているのだと言うことを知らせておきなさい。子供たちというのは無限の価値がある存在なのだ。

あなたは、あなたが教えるままに生きなくてはならない。スピリチュアルなものへの価値、正直さ、高潔さは、どれも家庭よりはじまる。

われわれは若者のために祈る。若者たちに、ともに働くことと、われわれの母なる地球に生きるすべてのものたちを敬うこととを、われわれは教えなくてはならない。

われわれはわれわれの若い世代に、われわれの一族が生き残れるかどうかは精神性(スピリチュアリティー)によることを伝える必要がある。


平和

われわれは、それぞれの違いが違いのまま、平和裏に解決されることを祈る。

他の人たちの考えていることを敬うことを教えなさい。子供でも、親でも、共同体でも、政府においても、いかなるレベルにおいて正直さを尊重せよ。みなが力を合わせて平和を作りあげたとき、われわれは幸福になれるだろう。

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七世代後へ

  • 生き残るべし
  • 希望と夢を持ち続けよ
  • 自分の健康は自分で守れ
  • おのれのスピリットを忘れるな
  • 誰かといるときは相手を思いやれ
  • 勇気を敬え
  • 知識は分けあえ
  • 常に学び続けよ
  • おのれの真の価値を忘れるな


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