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Sunday, December 05, 2004

On the Road

し日記風なことを書きます。12月も第一週が終わりました。11月の下旬からいくつかお話をして回りましたのでその報告を。

11月28日(日曜日)兵庫県の伊丹市立美術館でカチーナ展を見たのちに1時間半ほど話をしました。ホルスト・アンテスというドイツの現代アーティストが集めたカチーナたちは、想像を超えてすてきなものでした。それぞれを見ているだけでどこかにそのまま連れて行かれそうな不思議な力をどれもが秘めています。何度でも見たくなるようなカチーナでした。個を超えた精神の存在を感じるとともに、近代芸術といわれるものの限界みたいなものを垣間見た気がします。ぜひ時間をつくってカチーナたちにはまたどこかに会いに行きたいと考えています(日本にいる間に)。それだけの価値がある精霊たちです。講演には50人を超える人たちが来てくださってホピと呼ばれる人たちの仮面の裏側の世界について話しました。伊丹という街は落ち着いたたたずまいで、大阪とも神戸とも違う、独自の顔を持った美しい街でした。博物館ではなく、美術館でカチーナを拝めるのは幸せな体験ですね。

同日青い夜が落ちてきた夕刻より、兵庫県神戸市中央区トーア・ロードの近くのモダナークという70年代スタイルのおしゃれなカフェでお話会。当初予定されていたラコタのメディスンマンであるリチャード・ムーブス・キャンプ氏が予定外の事故で来日できなくなったために急きょひとりでのトークとなった。『MITKUYE・OYASIN(ミタクエ・オヤシン)〜私とつながる全てのもののために〜』というタイトル。せっかく彼との話を楽しみにしていたのに少し残念。しかしここにも大勢の人たちが集まってくれて、アメリカ・インディアンの世界を通して見えてきた「わたしたちはいったい誰なのか」についての熱気ある話をしました。集まってくれたのは意識の高い人たちばかりで、話も深まることができました。映画『ホピの予言』の上映会をしているランド・アンド・ライフ事務局をひとりで切り盛りする辰巳玲子さんが司会。監督をした宮田雪氏も車いすで参加してくれ、焚かれたセージの香りのするなか和やかな雰囲気で心地よい疲れとともにあわただしく新幹線ののぼり最終に駆け込む。「モダーナーク」とは「モダン・アーク」つまり「現代の箱船」という意味であるらしく、そこは名前の通り不思議なエネルギーにあふれた空間で、力の場として機能していることがよく分かりました。正しい食べ物と正しい飲み物に満喫。たくさんの人たちと握手をし、本にサインをしました。

12月1日(水曜日)埼玉県飯能市にある自由の森学園で中学高校生とその父兄たち50人ほどを前に2時間ほどトーク・セッション。父兄の中にセージを焚いてくれた人がいたことに感謝。ネイティブ・アメリカンについての話しをメインに大人になるとはどういうことかのさわりも。生徒たちの中にイヌイットやカナダなどで先住民的な世界に触れている人たちもいた。自由の森学園は、生徒を成績で評価しないで中高一貫教育をする日本では珍しい学校。生徒たちの雰囲気はそれぞれが私服のせいか高校生にしてすでに大学生のような感じで、自由に思ったことを自分の言葉で話せる雰囲気が貴重に思えた。父兄も熱心で、終了後はラコタの現実と向き合っている女性から、今のさらに厳しさを増している現実についても話すべきだと指摘された。改めてローリング・サンダーらがかくしゃくとしていた時代までかろうじて残されていたものの偉大さを再確認した。『輝く星』(地湧社刊)を一冊図書館に寄贈した。

12月4日(土曜日)雑穀料理家・研究家の大谷ゆみこさんが主宰する「つぶつぶ食塾」で講義。新宿区牛込柳町のつぶつふ(雑穀)レストラン「風の舞う広場」で。地下鉄大江戸線牛込柳町駅の改札口前の地図にこの「風の舞う広場」が印されていて感激した。私はいかにしてアメリカ・インディアンの世界に足を踏み入れたか、日本以前の日本列島の話、われわれがまだインディアンであったころのことなどを、基本的には食の話題を中心にしつつ語り合う。大谷さんの関心が強かったネイティブの部族の中における女性の役割について話が盛り上がりを見た。クラン・マザーとその役割について。集まっていたのは30名ほどか。話に集中するといつもそうなのだがあっという間に時間がたつ。お話を終えたあと、タンポポ・コーヒーとサモサをいただき、その後またしばらく質問に答える形で話をする。小生ドラゴン・レディの大谷さんと顔を合わせると決まって雨、それもただならない雨になる。この夜、関東地方をまた嵐が襲った。げにメディスン・パワー、おそるべし!

なお今月は22日、23日と白山のおひざもと北陸地方でトーク・セッションが予定されています。詳細はまた。

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