3人のいとこたちの世界
THE WORLD ACCORDING TO THE THREE COUSINS
以下は世界貿易センターの惨劇から1年目の2002年9月11日に、アメリカ・インディアンの「Oyate Underground」「RezLife」「NDNAIM」などいくつかのメーリングリストに流された「3人のいとこたちの世界」(ジェームス・H・スターキー/ James H. Starkey /ラコタ)という文書のなかのもっとも印象的な一節である。(なおこの文書は今年の9月11日にも同じようにネイティブのメーリングリストに流された)
兄弟姉妹たちよ、ずる賢いトリックスターの仕掛けた策略にはまってはならない。中東で起こっているのはなにもかも、ユダヤ教とイスラム教とキリスト教という、いうならば3人のいとこたちによる家族の内紛にすぎないのだから。この3人は3人ともが、太古から自分たちが歩んで来た聖なる道を踏み外し、けっきょく今日まで、母なる自然そのものを受け入れることができず、また母なる自然に受け入れられることもなかった。いかにすれば親類として助け合えるかなどということはきれいに忘れて、リヤ(ラコタの信じる悪の神)とイクトミ(みんなをおとしめることしか頭にないわんぱく者)のやり方に倣っている。すべての自然が自分たちの思いのままになると思い込むことで、われわれのようにあえて伝統的な母権制にとどまるものを罵倒した。彼らはわれわれを「五〇〇ほどもある多様な国の人々」として認めるのではなく、われわれ全員をひとからげに「ネイティブ・アメリカン」と見る。今彼らが味わっているのと同じような苦しみを、われわれが経験し続けていることなどまるで考えたこともない。ラコタの人間として、われわれは今なおウーンデツド・ニーにおける悲惨な出来事に嘆き苦しみ続けている。われわれがウーンデッド・ニーで失った命を人口比で見れば、アメリカにとっては有に世界貿易センタービル100棟分以上に相当するのだ。
Update 23:56 PM, Wednesday, September 15, 2004
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