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Monday, August 09, 2004

聖なる白いバッファローの10歳の誕生日

10th BIRTHDAY EVENTS FOR MIRACLE, THE SACRED WHITE BUFFALO

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今から10年前、アメリカ合衆国のウィスコンシン州のジェーンズヴィル(Janesville, Wisconsin)という田舎町にあるハイダー牧場(Heider's Ranch)で一頭の白いバッファローの雌の赤ちゃんが誕生した。今年の夏至の日に富士山麓朝霧高原でもたれた「せかいへいわといのりの日」の儀式につながりを持った人は、その白いバッファローの女の子が、ラコタの人たちのみならず全米のネイティブの人たちにとっての待ちに待った予言の実現であり、それ以後彼女は「ミラクル(奇跡)」と名付けられてネイティブの人たちに見守られながら大切に育てられていることをご存知かと思う。

真っ白いバッファローの子供として生まれ、後に毛が生え変わって黒毛、赤毛、黄毛と、予言のとおり4回毛の色を変えてきたミラクル。この8月20日は彼女の10歳の誕生日にあたっている。これまでに一度彼女は妊娠して子供をもうけたが、今回誕生日を前に再び彼女の妊娠が確認されており、出産が彼女の誕生日である8月20日前後に予定されていることを、ここに報告しておこう。

で、その誕生日にあたる8月20日には、ウィスコンシン州のジェーンズヴィルで彼女の10歳の誕生日を祝う儀式が行われることになっている。もしかして行きたいと思われる方があるかもしれないので、そのスケジュールなどを少し。また参加できない方達のために電子的に彼女にお祝いのカードを送れるサイトもあわせて紹介したい。

「聖なる白いバッファローの10歳の誕生日を言祝ぐ会」

○サンライズ・セレモニー(6:08 AM.)
女性たちは一族の伝統的なショールとロング・スカートを着用すること。当地に集うものたちは一族に伝わる飾り衣装(レガリア)を着用してもかまわない。

○正午のパイプ・セレモニー
ウィスコンシンのネイティブであるホーチャンク国のエルダーであるチャック・ブラウンイーグル(Chuck Browneagle)がとりおこなう。

※ホーチャンク・ネーション 現在はウィスコンシンに集まっているがかつてはアイオワ、イリノイ、ネブラスカ、サウスダコタ、ミネソタという広大な範囲をテリトリーにしていた人たち。ホーチャンクとは「声の大きな人々」という意味。半農半猟のライフスタイルを長く続けてきた。

○午後の食事は無料で振る舞われる。

○夕刻より焚き火を囲んでストーリーテリング
お話は同じくウィスコンシンを地元とするメノミニポタワトミの血を受け継ぐストーリーテラーであり踊り手のアート・シェゴニー(Shegonee)。彼のインディアン・ネームは「リトル・ゴールデン・イーグル」。

○ミラクル博物館は終日開館される。なかにある小さなギフトショップも終日営業する。博物館とギフトショップの売り上げはハイダー家がこれからもミラクルの世話をするために使われる。

○ハイダー家のデーブとヴァレリー夫妻が牧場の彼らの家の脇の駐車場を提供してくれる。駐車代は1日2ドル。

○椅子の数が限られているため、アウトドア用の椅子を持参されたし。

○ハイダー牧場はウィスコンシン州ジェーンズヴィル(Janesville, Wisconsin.)に位置する。

○聖なる白いバッファロー「ミラクル」のための公式サイト
 Miracle's Website ~ Miracle, The Sacred White Buffalo

○ミラクルにバースデイ・カードを送ろう(英語で)
●彼女がこれまで4回毛の色を変えた様子が写真で見ることができます。

Birthday Card Sponsored by Native Village News

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