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Thursday, July 22, 2004

農といのちの輪

農耕をするネイティブ・ピープルにとって自分たちの庭や畑の世話をすることは、ただ食べるものを生産するということにとどまりません。庭も畑も、食べ物を生産する工場ではないのです。庭や畑の世話をすることは、人間が「偉大なるいのちの輪(あらゆるいのちは、生き残るために互いに依存しあっているとする自然観)」の一部になるためにどうしても欠かすことのできない営みのひとつでした。種を植えるとき、土にたい肥をいれるとき、種を埋めた土のうえに水をやるとき、余計な草を手でむしるとき、なににつけても彼らは植物たち(根のある人たち)にむかってやさしく話しかけたり歌を唄いかけたりして「感謝の意」を伝えて、花の咲くことを願い、捧げものをしました。なぜそうしたのかというと、おそらくそうすることで、人間は、植物たちから知識と、心の平安と、肉体を強くする食べ物とをもらいうけ、自分からすすんで与える精神を育み、今このときを精一杯生きているという感覚を得ていたからだと思います。そのとき彼らがどういう歌を根をもつ人たちにむかって唄いかけていたのかは、小生がほん訳した『聖なる言の葉—ネイティブ・アメリカンに伝えられた祈りと願い』(マーブルブックス 発売・中央公論新社)のなかにいくつか収録されていますので、ぜひそれらを参考にされて、自分が植物たちに話しかけるときの言葉を、「偉大なるいのちの輪」にはいるための言葉を、新たに創造されんことを。

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Comments

聖なる自分なりの言葉を選んだら、この「エコトノハ」②登録すると言うのはいかがでしょう。
エコトノハは、インターネットの樹を育て、現実の森を創って行く参加型プロジェクトで、1日1回、言の葉を入力すると、
NECが実施している植林活動に実際の樹となって、CO2削減を目的としたプロジェクトに参加することになります。
2003年度のプロジェクトでは60,997のメッセージが寄せられ、609本分の植林として加算されました。書き込まれた葉100枚(100クリック)を、植林1本分として換算し、オーストラリアカンガルー島での植林計画にプラスしていきます。
ecotonohaは、現実の環境活動にリンクしているのです。

http://www.nec.co.jp/eco/ja/ecotonoha/

Posted by: janleno | Thursday, July 22, 2004 at 10:33 AM

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