いい若いものたちが
チーフ・シッティング・ブル ハンクパパ・ラコタ
「囲いのなかでおとなしく飼われているのなんてまっぴ
らだ。いい若いものたちが政府機関に食わせてもらう
だなんてとんでもない。連中がなまけものの酔っぱら
いにされちまうのはそのためだ。政府に食わしてもら
っているようなインディアンたちは、どいつもこいつ
も役たたずばっかりだったぞ。あいつらは赤い戦士で
もなければ、白い農民でもない」
※写真解説 1884年に撮影されたチーフのサイン入りの記念写真。白黒写真が日常化されていく時代とかなさって生きたために、おそらくチーフ・シッティング・ブルほど顔の知られたインディアンのチーフはいなかったのではないかと思われる。撮影のされ方も見事としかいいようがない。言葉のなかの「赤い戦士」「白い農民」とは、それぞれ「インディアン(赤人・レッドマン)の戦士」と「白人の農民」のことで、一人前の戦士でもなければ、白人の農民たちよりもたちが悪いということ。このころインディアンの多くが生き残るために白人の農場で農民として雇われて働くようになっていた。
▼英語バージョンは以下にあります。
"I do not wish to be shut up in a corral. It is
bad for young men to befed by an agent. It makes
them lazy and drunken. All agency Indians I have
seen are worthless. They are neither red warriors
or white farmers."
__ Chief Sitting Bull, Hunkpapa Lakota Warrior and Medicine Man
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