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Sunday, March 28, 2004

美しき日

部族的な生活をしている人たちにとっては、毎日が美しい日だということを知っていますか? 彼らにとっては一日というのはどんな日でも、造物主からの贈り物なのです。だから彼らは天気に文句を言うことはありません。自分をとりまいている自然のことがほんとうにわかっている人たちには、季節の移ろいだとか、天気の変化だとかはどれも、このわたしたちの惑星が存続するためには絶対に必要なものであることがわかっているのです。

すべてを正しいか間違っているかで判断し、なにごとにおいても完全主義で、世界は操作できると幻想を抱いた「今日より明日を物質的に豊かにしようとする生き方の人たち」は、他の人たちよりも実のある生活を送る目的のためになら、「自然だってコントロールして当然だ」といつしか思いこむようになります。そういう人たちは、生きているわたしたちのなかにあるいのちを創造したのが誰だったのかを、気がつけばきれいに忘れていたりします。

いのちは、造物主からの贈り物。毎日の天気とおなじように、それはみな美しく、可能性にあふれています。あたりまえだと思っているものに感謝をあらわすことが、新しい一日のはじまりなのかもしれません。


    この美しき日に 感謝しようではないか。
    このいのちに 感謝しようではないか。
    生きることを可能にしてくれる水に 感謝しようではないか。
    われわれを守り育む偉大な曽祖母の地球に 感謝しようではないか。

      ――ラコタ一族の日々の祈り

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